フイルムセンターの≪発掘された映画たちの2014≫で
白井更生 監督、金井勝 撮影の
『ヒロシマ1966』が10月に上映されます!
フィルムセンターのパンフの部分 上映当時の報知新聞
(「発掘された映画たち2014」の作品解説から)
ヒロシマ1966(78分・35mm・白黒)
アラン・レネの『二十四時間の情事』(1959)の助監督を務めた白井と、後に個人映画作家として活躍する金井が、共に大映を飛び出して製作した意欲作。リアリズムとアンチロマンの不意の交差により、暗夜行路の広島は世界のヒロシマへと変貌する。共に個人より受贈した35mmポジ(1巻欠落)と16mmポジを合わせて復元。
1966(広島県原爆被爆者映画製作の会) 監督・脚本;白井更生 撮影;金井勝 照明;佐沢仁郎 音楽;山内正 出演;望月優子、加藤剛、松本典子、寺田路恵、鈴木宏子、永井智雄、下村和男、長谷川美代子
※ それはまだ映画の全盛期のころでした~~撮影技師を志望していた私は、1960年に大映東京撮影所の撮影課に就職しましたが、運よく日仏合作映画:『二十四時間の情事』の撮影監督:高橋通夫に師事することが出来ました。
また当時チーフ助監督であった白井更生は私より4歳年上で、大映東京スタジオではシナリオが書ける唯一の助監督でしたので気になる存在でありました!
大映に在籍して5年近く経ったころその白井から、「ここではもう俺たちが作りたい映画は撮れないから、飛び出して独立プロを作ろう」と誘われ、私の20代最後の年に撮影を開始したのがこの『ヒロシマ1966』でした。
その後白井は脚本一筋に進みましたので、表現者の端くれとしては更にラジカルに進もうと≪かない勝丸プロダクション≫を結成して監督となりましたが、決して撮影技師に興味を無くした訳ではありません!
昨年大島渚監督の≪追悼上映会≫が川崎市民ミュージアムでも開催され、『愛のコリーダ』のチーフ助監督をした崔洋一監督とのトークショーがありました。
そのトークショーの前に、『愛のコリーダ』の撮影現場を演出;野田真吉、撮影;金井勝で取材したTVドキュメンタリー:『裸の時代 ポルノ映画・愛のコリーダ』の上映がありました。ぼく自身、TV画像でしか見ていなかったのでほぼ満席のホールでの上映は、本当に有難く思いました :-))))))))))
さて今回の『ヒロシマ1966』は、撮影技師としての(ほぼ)デビュー作~~多くの方々にご高覧頂きたいと思っております!
尚、私は10月2日の3時の回に行っておりますので、会場でお会い出来れば幸甚です :-))))))))))
場所;フイルムセンター 大ホール(開映後の入場は出来ません)
上映:10月2日(木)3:00pm 10月10日(金)7:00pm
お問合せ;(ハローダイヤル)03-5777-8600
詳細はこちら https://www.google.co.jp/
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