月刊"勝丸"-2015
 
   ● 月刊"勝丸"-2016  
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No.43 2015.11.23 
      
大阪/国立国際美術館で<金井勝の世界>はこちらです!

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No.42 2015.08.19 庭の檸檬が、霜月の秋
(トキ)に向かって日々逞しくなってゆきます:-))))))))))))

もうかれこれ20年近くなるかと思いますが、府中・大國魂神社の植木市で求めた檸檬の苗木が今年は3個の実を付けました!
都心に比べると冬の気温はおよそ5度は低いここ武州高幡不動~~それでも一昨年、初めて実を付けましたのでこれからは毎年と期待してましたが、昨年は零でした..........!
ともあれ、今年は無農薬の実が3個~~良く見ると夫々が個性的で<微笑う銀河系・三部作>を感じさせて、いと頼もし:-)))))))))

     

さて、先日シベリアの中央部にあるKanskという小さな都市の映画祭から「前衛仙術」
(2003)のオファーがありました。ドイツの<オーバーハウゼン国際短編映画祭>のキューレターから「前衛仙術」を推薦されたそうで、是非上映させてくれと言ってきたのです!

ロシアでは<英語バーション>では駄目なので、現地のスタッフが<ロシア語バージョン>を作成してくれるそうですが、昨年あたりから手持ちの<英語バーション>のDV-CAMではカバーしきれなくなってきています......!

勿論<微笑う銀河系・三部作>と「時が乱吹く」はフィルム作品ですのでそれらのプリントは所持しており、先述のオーバーハウゼン映画祭やイェール大学主催のイベントなどではフィルム上映でしたが、年々フィルムの映写機がない会場が増えてきましたので、このところ国内外の上映素材は殆んど英語字幕が入ったDV-CAMでした。

ところで、そのDV-CAMはご承知のように<デジタル方式>です。
デジタル方式は、全ての情報を0と1との<2進符号>の組み合わせで表しており、理論的には永久的なのだそうですが、それを取り込んだテープやディスク等の上映素材には限界があり、時々素材が劣化する前にコピーしておかなくてはなりません。現に10数年ほど前にmini-DVに収録しておいた作品たちは、収納場所が悪かったためもあって、大方がアウトでした!

そこで時々DV-CAMのコピーを更新するようにしてますが、私たちには全部で6作品あり、DV-CAMの編集機材がないためにその全てを業者に発注~~かなりの金額になりますので、<日本語バージョン>の更新は諦めて<英語バージョン>に統一しました。

それでこれまでは、国内外での上映で何ら支障はありませんでした。

国際映画祭であるオーバーハウゼンでのビデオ作品は勿論のこと、ドイツのケルンにある日本文化センターなどでの上映も<英語バージョン>でOKでした。更にフランス語が公用語となっているベルギーでもスイスでも<英語バージョン>で全く問題はありませんでした。

~~が、どっこいフランスではそうはいきません.....!
特に「シュルレアリスム週間=日本」が開催されたボルドー辺りでは、殆んどの人が英語を話しませんので現地のスタッフに<フランス語バージョン>を作成して貰っての上映となり、<日本語バージョン>のDV-CAMが必要だと言われ、その為にまたかなりの経費がかかりました(笑)
:-!!!!!

また、ポンピドー美術館
(フランス) が指導する<オールピスト映画祭 サンパウロ・2014>でも、ブラジルの公用語である<ポルトガル語バージョン>を作成して貰っての上映となりましたが、その時は<オールピスト映画祭 東京>のスタッフであり、映像作家でもある西山修平氏にPCを使って「無人列島」のデーターを送って頂きました。(また、同年フランスで「時が乱吹く」の中の短編三作品が急遽上映されることになり、その折も西山氏にお世話になり~~感謝!)

私自身がPCを使って作品のデーターを送る術を知っていれば良いのですが、もう来年で齢
ヨワイ)八十~~目まぐるしく変わるデジタルシステムにはついてはゆけません:-))))))))))

そこで今度のKansk映画祭でも<ロシア語バージョン>が必要となりますが、「前衛仙術」には完璧なDV-CAMの<日本語バージョン>がないため、DVの<英語バージョン>を郵送し、その英語の文字の上に<マット>を貼って貰って英語の文字を隠し、その上にロシア語を乗せてもらうことにしました:-))))))))))))

映像作品を作っていない訪問者の皆様には、かなりウザい文章だったかと思いますが、どうかご容赦下さい!
  ケチなことを言うようですが、インディーズの作家たちにとって、
    ≪上映赤字≫こそ極力避けなければならない大問題だからです:-!!!!!!!!!!

また、およそ半世紀に渡ってご協力頂いた、国内外の上映会関係者の皆様に心から感謝致しております。
  我が<かない勝丸プロダクション>の誇りの一つが、この「主な上映会リスト}です:-))))))))))


そして
あの檸檬たちが色づき始める秋
<微笑う銀河系・三部作>を中心にした大きな虹が
西の空に架かる筈

そのチラシやポスターが出来ましたら、またご報告させて頂きます:-)))))))))))


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No.41 2015.07.17 インタビューにノア・スティーヴィンズ助教授が来宅しました::-))))))))))


韓国の美術大学で教鞭を執るアメリカ人の映画研究者=スティーヴィンズ助教授ご一行が小雨の中を来宅しました。

さて、あれは確か3月の初めだっと思います・・・・・。
保険の勧誘など余り嬉しくもない話ばかりが舞込んでくる我が家の電話~~ちょっと躊躇った末に受話器を取ると、早口な英語~~てっきり新宿のゴールデン街で会う約束をしていたマックス・テシエ氏だと思って、「Oh, Tessier‐san!」といったら、「No,No...!This is Noah Stephens~~」と若い声が返ってきました!

こちらの戸惑いをよそに、彼はこれまでに松竹ヌーベルバーグの監督たちや俳優さんたちにインタビューをしてきた、今度は’60~’70年代の独立プロの監督へのインタビューを企画しているので協力してくれないか~~およその内容は固有名詞や映画用語などから大体のことは察することが出来ました!
けれども英語での電話のやり取りは苦手なので、メールアドレスを教えると直ぐに電話での内容とほぼ同じ文章が送られてきたという次第です!

そこで、どうして私をインタビューの対象者のひとりに選んだのか聞いてみたところ、友人が持っていたDVD-set:「The World of Kanai Katsu」を観て衝撃を受けたからだといいます!
他にどんな方を予定しているのか聞いてみると~~流石は大学の先生、かなり調べているようなので承諾したという訳です!

しかしこちらは5月にはフランスのボルドーで開催される≪シュルレアリスム週間=日本≫に呼ばれていることをメールすると、彼も6月の半ばまでは授業があり、その後は夏休みが始まるのでその頃にということで、結局インタビューの日時は7月1日の2時に決定しました。

小雨しょぼつく中を京王線の高幡不動駅に迎えに行くと、まだ30代の半ばでしょうか、ちょっとおちゃめなノア・スティーヴィンズさん~~そして彼の友人だという中村奈美さんと、通訳の金森小百合さん~~早速、拙宅に来て頂きました。


 
 韓国の民俗人形のマスクと
ノアさん
 入道面になった小生と
ノアさん

居間でのインタビュー
 左から小生、金森さん、ノアさん、中村さん


メールの中で、ノアさんは「聖なる劇場」や「前衛仙術」などで見た私の作った庭にとても興味を持っていたようですが、生憎の天候の為にリビングルームだけでのインタビューとなります。

先ずノアさんが取り出したのが、韓国の発泡酒と、韓国の民俗人形のマスク~~彼はその口が開く顔がまるで映画で使う(カチンコ)のようだといってお道化てみせました。

彼は、私が進上したDVD-setで全作品を丹念に観てくれていて、次々と嬉しい質問を繰り出しました。そんな中で彼が一番知りたかったのは<微笑う銀河系・三部作>の頃の時代背景や、当時の映画に対する私の意気込みだったと思いまた。
自らがオリジナル・シナリオを書き、更にそこにシャーマンとなって偶然を呼び込んでゆく<超主体性>の方法で、これまでにない映画を作り出そうとしていたことなどを話しました。
また、天の巻:「王国」では日常生活の場と時間を掌る神が住む天国との中間の場所としてガラパゴス諸島にロケーションを決行しましたが、当時は日本からは生物学者か動物写真家などしか行かなかった処~~しかしそこしかないと決めると、様々な偶然が味方して可能になったということなども話しました。

すると彼は、「私は日本語も分かりますが、全作品の英語字幕は間違いなく巧く訳されています!」と、こちらが質問した訳でもないのに太鼓判を押してくれました!

このインタビューは録画もされていたので、今後のノア スティーヴィンズ助教授がどう活かしてくれるのか、大いに楽しみにしております:-)))))))))


ところで、通訳の金森さん~~彼女は1,999年にロンドンの国立劇場で「無人列島」を観たというので吃驚致しました!
当時の彼女はイギリスにある演劇学校の学生で、先生から薦められて友達と一緒に観たそうですが、とても盛況だったそうです:-))))))))))
因みにその日は8月の5日か6日~~このグループの上映作品は、35mm版の「無人列島」、8ミリ映画の超傑作:児島範昭の「下町の詩」(ビデオ版)、そして衣笠貞之助監督の「狂った一頁」(35mm版)~~またこの3作品の上映順は5日と6日では逆にしていたようです!

さて、このインタビューから1週間~~私は70代最後の誕生日を迎えましたので、ノアさんから頂戴した発泡酒で乾杯しました!


※ フランス語版:金井勝のウィキペディアを発見!
https://fr.wikipedia.org/wiki/Katsu_Kanai



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No.40 2015.06.17 ボルドーの
≪第2回 シュルレアリスム週間≫はこちらへ:-))))))))))



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No.38 2015.04.09 40年振りにマックス・テシエ氏とラ・ジュテで:-))))))))))

この7月で私も79歳~~高校の同窓会の幹事からの賀状に「今年はやりますので是非出席してくれるように~~云々」と添え書きがありましたが、同じようなコメントが数年続いております(笑)。
それは同窓会の中心人物の誰かが大病に罹っていたり亡くなったりしているからで、斯くいう私も傍目には健康そうに見えるようですが、不治の病のひとつ≪糖尿病≫の患者なのです!

正月はどうしても美味しいものを食べ、運動不足にもなりがちな月ですので覚悟はしていましたが、一月末の検査ではこれまでにない高い数値だったので仰天しました!

そんな訳で、20年ほど前からは足を踏み入れることもなくなっていた新宿・ゴールデン街でしたが、フランスの映画研究者;マックス・テシエ(Max Tessier)氏からのメールには、「ともちゃんバーのLa Jeteeで会おう」とありました!

勿論その店名はクリス・マルケルが1962年に発表したフランス映画のタイトル~~ともちゃんママは、洋画の配給会社に勤めていたこともある御仁で、カンヌ映画祭などにも出掛けている本格的な映画通なのです:-))))))))))

今や世界的に有名になっている酒場=≪La Jetee
≫~~面白いのは、常連客の外国人が「近頃はGaijinが多すぎるヨ!」とぼやいているのをよく聞くとのこと~~日本人客にとっては分るような、分らないような話ですよネ:-))))))))))

さて、20年前と殆んど変わらない景色の中で、歳を取るのを忘れてしまったような若々しいママにウーロン茶を注文~~数分したところでマックスさんが現れました!

ほぼ40年振りの再会で、彼も70歳~~お互いに年相応の風貌となりましたが、話が始まると直ぐに’60~’70年代のあの若き日の血潮が逆流してきました:-))))))))))

当時の彼はルイス・ブニュエルをこよなく愛し、シュルレアリスムの熱烈な研究者でした!
そんな彼と出会えたのが私の幸運~~処女作『無人列島』(’69)と『
Good-bye』('71)を、フランスの映画雑誌「ECRAN」などで取り上げてくれ、更に独裁者=あのフランコ将軍の政権下のマドリッドを初め、ヨーロッパ各地のシネマテークなどで上映してくれたのです!

更に『王国』(’73)に至っては何とカンヌ映画祭でも上映~~そのことは「キネマ旬報 1974年上旬号」の田山力也氏による
≪カンヌレポート≫に掲載されており、彼によるフランス語の同時通訳が大成功だつたことなどが記されております:-))))))))))

しかし≪微笑う銀河系・三部作≫が完結した頃に、メジャー・エンターテイメント時代が到来~~低予算で作る映画が相手にされなくなってきたので映画製作はひと休み~~TVドキュメンタリ-などの演出を手掛けるようになり、自然と彼とも疎遠になってゆきました。

そして今年の元旦~~突然マックス・テシエ氏からメールが飛び込んできたのです:-))))))))))
40年間という時間の分厚い壁を一瞬にして無化したくれたのは、ボルドーの≪シュルレアリスム・ウィーク≫でした:-))))))))))

ともちゃん酒場=≪La Jetee≫で過ごした時間は僅か2時間ほどでしたが、彼をして言わしめた「奇跡的な再会!」~~それがボルドーでも繰り返されることを「更なる奇跡」として私たちは喜んでおります:-))))))))))




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No.37 2015.03.10 ボルドーで≪シュルレアリスム・ウィーク≫が:-))))))))))

昨年の7月1日、突然フランス人のダミアンさん(Damian THOMAS)という方からメールが飛び込んできました!
ボルドーで≪シュルレアリスム ウィーク≫を開催したいので、是非参加してくれないかということで始まったのが、この≪LA SEMAINE SURREALIST≫でした。

最初は、彼らがどれほどの実力がある組織なのか分らなかつたので心配でしたが、メールを交換するうちに、その考え方や情熱が徐々に伝わってきてこちらも段々と本気になってきました!
更に彼らの情熱はボルドー市内だけに留まらず周辺の市や町を巻き込んで、今この時も大きく膨らみつつあるようです:-))))))))))

さて、折角の魅力的なwebsiteもフランス語版のみという彼らの拘り~~私の上映作品に関しても英語版ではなく、新しくフランス語バージョンを作っての公開となります!

『無人列島』、『Good-bye』、『王国』そして『時が乱吹く』の中の短編3作品=『夢走る』、『一本勝負の螽斯』、『ジョーの詩が聴える』の合計6作品が、現地のスタッフにフランス語の字幕を入れて頂いており~~私自身もボルドーで初めて見ることになるフランス語バージョンなのです:-))))))))))

但し、その中の『無人列島』だけは、日本の大学のフランス語教授であり、シュルレアリスムの研究者である石川清子先生が翻訳を担当~~彼女は何度かボルドーを訪問しており、主催者とも馴染のある方でした。

また石川先生はこのフェステイバルで講演などもあり、私にとっても力強い存在~~勿論、私を含めて訪問者の多くの方々もフランス語は苦手だと思いますので、お忙しいなか無理をいってwebsiteの一部を翻訳して頂きました:-))))))))))

※ 右の写真をクリックするとフランス語の原文へ

≪2015シュルレアリスム・ウィーク≫

2014年、一回目フェスティバルのデビッド・リンチ特集に続いて、新バージョンの二回目のテーマは「日本」です。55日から13日まで、さまざまなジャンルを横断する本フェスティバルはボルドー、ペサック、スノン、ベーグル、その他複数の会場で開催予定。 

1010日のフェスティバル予告版「カルト・ブランシュ(白紙)」でも強調しましたとおり、シュルレアリスム運動の脈に通じる作品群をさらに深化し、その芸術表現の多様性にアプローチします。 

今回のフェスティバルで催されるのは演劇、ダンス、レクチャー、文学関連イベント、インスタレーション、音楽、展覧会、そして映画(金井勝、ジャン=ピエール・モッキー、映像による「優雅なる屍体」、高校生の短編など)。3月末にプログラム最終版が出ます。 

金井勝の世界≪シュルレアリスム≫のwebsite

日本から参加する金井勝は制作も配給も自ら行う「絶対的な」インデペンダント作家であり、その作品は「肉体/身体」にあらゆる角度から光を当てた、力強く類い稀なものです。今回我々が注目するのは、ローザンヌ・アンダーグラウンド映画祭でも再評価されたこの監督です。その代表作はシュルレアリスム的要素に彩られた三部作で、奇抜で独自な詩的世界を創る監督~~日本では「アンダーグラウンド映画の帝王」と呼ばれています。マックス・テシエは「金井勝はグロテスクな想像力を奔放に解放し、日本人の日常を取り囲む些細な事物から途方もない宇宙を創りあげる」と評価しています。

フェスティバルでは、金井勝監督の代表作である三部作、そして「時が乱吹く」のなかの連作をフランス語字幕付きで上映します。フランスでは初の金井作品上映であり、この機に是非、金井勝の映像世界を発見されますよう。

 === 石川清子

尚、マックス・テシエ氏もこのフェステイバルに招待されたそうで楽しみです:-))))))))))




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5.02.10 武州高幡不動の立春:-))))))))))

お不動様での豆まきが終わると、翌日が立春~~これから「三寒四温」を重ねながら本格的な春がやってくるのですが、その先駆けとして庭の片隅の残雪の中から蕗の薹が顔を出しました:-))))))))))

     
 立春の、高幡の曙 春近しを伝える生命力 逞しきかな蕗の董:-)))))

さて、先月号でもお伝えしましたフランスのボルドーでのフェスティバル=≪LA SEMAINE SURREAISTE (シュル レアリスム)≫ も実現に向かって一歩一歩確実に前進しています:-))))))) http://semainesurrealiste.tumblr.com/

このフスティバルでの私に関することは、現地スタッフによるフランス語版の『無人列島』、『Good-bye』、『王国』の、微笑う銀河系・三部作と、オムニバス映画:『時が乱吹く』の中の短編=『夢走る』、『一本勝負の螽斯』、『ジョーの詩が聴える』の、合計6本の上映とトークショウ:-))))))))))

これまでドイツ、アメリカ、イギリス、カナダ、ベルギー、スイスなどでトークショウ等を含めた回顧展や特集なども開催されてきましたが、今度の≪LA SEMAINE SURREAISTE≫では、何とフランス語版DVD-setの販売まで進みそうです:-))))))))))

ともあれ、前進するのみです!   https://www.facebook.com/semainesurrealiste?fref=ts&locale=fr_FR



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No.36 2015.01.08 謹賀新年 2015:-))))))))))

明けましておめでとうございます。
お蔭様で昨年も昔作った作品たちが国内外5ヶ所の映画祭で公開され、其々が好評のようでした:-))))))))))

そして今年はフランス~~5月にボルドーで開催される第
回:≪Bordeaux's Festival du Surréalisme≫に、ぼくの特集が組まれておりその準備も進んでおります。  
http://semainesurrealiste.tumblr.com/

しかしこれは通常の映画祭ではなく、映画を含めた演劇、ビデオ、ダンス、音楽、展示やトークなどもある前衛的な芸術祭のようなのです!

昨年の初夏に、突然この企画の責任者だという方からメールが舞込んできましたが、正直なところ最初は余りの乗り気ではありませんでした。その訳は全く実績のない初めてのイベント~~彼らの力量が分らなかったからですが、もう一つ英語字幕ではなくどうしても≪フランス語版≫でやりたいと言うのがネックでした、、、、、!

これまでは国内上映を含めて、ドイツ、アメリカ、イギリス、カナダ、ベルギー、スイスなどでの上映では、全て≪英語版のmini-DV或はDV-cam≫で公開~~それで何も問題は起こらなかったのですが、やはりフランス人はフランス語に拘るんですよネ!

もうご承知の方も多いと思いますが、デジタルそのものは永久的であっても、素材となるのはテープやディスク~~保管場所によって違いはあるといっても、遅かれ早かれ、やがては使用不可能となる運命にあるのです!

DV-camへのコピーを業者に頼むと可成りの出費~~その経費のことを考えて、弱小プロダクションとしては出来るだけシンプルにと、全てを≪英語版≫で統一してきたのです!

ところが昨年例外が発生~~ブラジルの≪オールピスト サンパウロ映画祭≫(左をクリック、上から2~3段目の文字ブロッに私の紹介があり、その下にスチール)から『無人列島』の上映依頼が入り、ブラジルでは英語版では無理だということで≪ポルトガル版≫を現地のスタッフに作成して貰って公開に漕ぎ着けました。

そしてボルドーでも現地スタッフに≪フランス語版≫を作って貰うことになりましたが、今度は6作品ということでそのDV-camの作成だけでも大変に失費が嵩むのです(笑)!

さて、「ゴ~ン」と高幡不動の除夜の鐘が鳴って2015年の元旦~~と、思わぬ方からメールが届きました:-))))))))))
私の初期の作品たちを熱狂的に支援してくれた
Max Tessierさんからのもので、そこにはこの≪ボルドーのシュールリアリズム フェスティバル≫にも触れられていて、約40年振りの再会が叶えられそう~~俄然勇気が湧いてきました:-))))))))))



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