IF/cinematheque 814  終了

  2002年3月15日(金)〜3月24日(日)
   イメージフォーラム付属映像研究所
   第25期卒業制作展
IF付属映像研究所は77年の発足から四半世紀を迎える。
「個」が発するイメージは普段得難いがゆえに送り手も
受け手も真剣勝負!! 107本の新作が今まさに歩み始める

第25期卒業展のチラシ

大久保京子の立体アニメ
 『バンビの足はすぐ折れる  

この25期は、本科と専科の合同卒業制作展です。

専任講師は奥山順市、金井 勝、かわなかのぶひろ、鈴木志郎康、萩原朔美、
西嶋憲生、村山匡一 郎、中島 崇、池田浩之――その専任講師によって卒展
最終日に審査がおこなわれ、最優秀作品には秋山祐徳太子制作のブリキの彫
刻が、優秀作品(4作品)には同氏制作の版画が贈られます。
授賞式の写真や講評などは、後日このページで紹介致しますのでご期待下さい。  
    ※〈受賞者発表〉へジャンプ! ※ 特報IFF2005   
プログラムA
O0    中村美由紀/8ミリ/13分
突然    伊藤進也/8ミリ/5分
落ち葉    真保裕美/8ミリ/3分
見張り台    玉木謙太郎/8ミリ/10分
マグネット    吉村文徳/ビデオ/17分
今日のニュース    鎗田理恵/ビデオ/10分
永遠の奥処より現れて    野本洋介/8ミリ/15分
ヨモヤマドレス、脱ぐ女    寺島由紀/8ミリ/15分

プログラムB
hierophanie    大門未希生/ビデオ/8分
干物の星    青山あゆみ/ビデオ/15分
紅茶の時間    大岡なでし子/8ミリ/15分
お楽しみ袋    土川藍/8ミリ/3分
エロティック・煩悩ガール    山内洋子/ビデオ/20分
極楽鳥花ハドコヘユク    上條洋子/8ミリ/8分
View Point    阿野裕政/8ミリ/3分
tapon    西沢孝広/8ミリ/3分

プログラムC
EMBRACE    水上大作/8ミリ/7分
川    岡田雄介/ビデオ/13分
ナムナム-namunamu-     山根千恵子/ビデオ/3分
喪失    児玉寛弘/8ミリ/15分
絵空事セミモロジー    佐川桂代/8ミリ/10分
ループコード    広瀬毅/8ミリ/7分
S.S.H.STILLS STORMING HEAVEN 村島慶史 /ビデオ/5分
蛸サイドの人    小潟巌/ビデオ/20分

プログラムD
錆色のカノン    吉村雅利/8ミリ/15分
日常からの離脱    槙本愛/ビデオ/8分
引退試合    有賀勇人/ビデオ/10分
橋の下    丹直紀/8ミリ/15分
夜光虫    松山ひとみ/8ミリ/3分
かそけき光のつばさ    ノナカマサノリ/8ミリ/15分
ドロップトリップ    永田まどか/8ミリ/10分
白玉楼    荒井真紀/8ミリ/9分
最高にして瀕死    宗孝雄/8ミリ/10分

プログラムE
脳内上映    錦織恵子/8ミリ/10分
    岸本成悟/8ミリ/3分
マンドラグース    増村啓悟/8ミリ/7分
詩小説    池田正雄/8ミリ/11分
    貞方吉次郎/8ミリ/10分
月の裏側に住むモノ    加藤美佳子/ビデオ/3分
無国籍     陳天璽/ビデオ/12分
LINE    千田真理子/ビデオ/5分
サザナミ    奥谷洋一郎/8ミリ/10分
コピオ    山木戸はるみ/8ミリ/4分
日常の泡     横山桂子/8ミリ/10分

プログラムF
    清水泰紀/8ミリ/10分
満ちたりない月    吉田圭/8ミリ/5分
Souvenirs 回想    西真理/8ミリ/5分
薔薇ひらく夜    吉田正人/8ミリ/4分
talk    岡崎愛司/ビデオ/7分
朝昼晩ごはん    まんまさちこ/ビデオ/20分
市松    篠原奈緒/8ミリ/10分
君のハートを探して    堤貴子/8ミリ/3分
TATAZM    武田晋助/8ミリ/10分
SPY    大内伸悟/ビデオ/12分

プログラムG
メタモルギブス    上山瑞那/8ミリ /5分
牡丹雪    村上太陽/8ミリ/8分
できあがりはいつも    奥山智明/8ミリ/3分
ambivalence    大住佑介/8ミリ/3分
太陽の終焉    相田静香/8ミリ/10分
暗闇    西康子/ビデオ/5分
太陽と鳥と友達    宗田英立大/ビデオ/25分
うでのいたみ    渡辺賢一/ビデオ/13分
東京12チャンネルズ    三村千由/ビデオ/5分
OUT OF 八宝菜    石原亜由子/ビデオ/7分

プログラムH
キリコ    中臺隆平/8ミリ/15分
窓-mado-    堀正人/8ミリ/10分
dis-contemporary    比嘉琴/8ミリ/15分
迷宮入り    京屋裕子/ビデオ/8分
死せ、そして成れ    小林かをり/ビデオ/40分
バンビの足はすぐ折れる    大久保京子/8ミリ/8分

プログラムI
モジラマ    荒井靖斗/ビデオ/15分
巷の死に損ない    三国さやか/8ミリ/20分
新旧交代劇    谷口美愛/8ミリ/5分
希求    浜谷みほろ/8ミリ/10分
くるい咲き    柳田章一郎/8ミリ/40分

プログラムJ
遊び    濱口勝也/8ミリ/20分
私の名はミミ    横山真理/ビデオ/15分
自前の星の下    田中剛/ビデオ/8分
こぼれおちるもの    南崎健/8ミリ/25分
DOT/S    羽出和也/8ミリ/7分
monorama    守谷啓介/8ミリ/5分
あろは歌留多    関原直子/16ミリ/5分

プログラムK
東京神曲    大西量明/8ミリ/20分
きらきらひかる    増本真美/8ミリ/3分
遠くはなれて    柳沼良介/ビデオ/20分
夕暮れの頃    熊谷栄里子/ビデオ/15分
ドッグカメラ    和田淳子/ビデオ/15分
空席    後藤武志/8ミリ/15分
DANCE DANCE DANCE    伊藤英洋/8ミリ/10分

プログラムL
MIDORI    堀ノ内達也/ビデオ/3分
坊主の国からこんにちは    海老澤英輔/ビデオ/10分
男になりたい    柴田真理子/ビデオ/15分
ガラクタたちの共鳴    赤嶺征司/8ミリ/10分
不死者は語る    華房孝年/8ミリ/15分
解熱    川口アサ/8ミリ/3分
カリスマ     西山千晴/ビデオ/40分

プログラムM
住人    鈴木全太/ビデオ/25分
夢の涯てまでも…    佐藤晶子/16ミリ/ 7分
待合せ     大野聡司/ビデオ/15分
クモラス・テラス    井伊隆展/8ミリ/15分
壊れた瞳から...    島田剛/8ミリ/7分
四丁目ではじまって    小澤ともみち/ビデオ/40分

プログラムN
逝きの音    村瀬幸浩/8ミリ/15分
エミュ/amu    神崎愛子/8ミリ/10分
おもかげ    佐藤晶子/8ミリ/30分
犬の棺    清水好美/8ミリ/10分
<専科共同制作>
アタマの森    ビデオ/35分

※本科(A〜Lプログラム)、専科(M,Nプログラム)


3/15(金 M 5:00 I 7:00
3/16(土)A 1:00 G 3:00 B 5:00 F 7:00
3/17(日)D 1:00 L 3:00 C 5:00 J 7:00
3/18(月)E 5:00 K 7:00
3/19(火)L 5:00 D 7:00
3/20(水)H 5:00 N 7:00
3/21(木)K 1:00 E 3:00 I 5:00 M 7:00
3/22(金)J 5:00 C 7:00
3/23(土)F 1:00 B 3:00 G 5:00 A 7:00
3/24(日)N 1:00 H 3:00
     受付 一般900円/会員600円(入替えなし)

シアター・イメージフォーラムシネマテーク
渋谷区渋谷2−10−2 電話:03−5766−0116

交通:

(1)渋谷駅から徒歩5分 
   宮益坂上がり右手入る


(2)営団地下鉄表参道より
   徒歩7分―青山通り
   渋谷方向、宮益坂上
   手前左に入る

第25期 
    第25期卒業制作展受賞者発表!

秋山祐徳太子氏制作の
ブリキの彫刻

今年は、あの〈黄金の23期〉に勝るとも劣らない豊穣な年でした。
最優秀作に
大門未希生「hierophanie」、優秀作に山内洋子「エロティック・煩悩ガール」大久保京子「バンビの足は直ぐ折れる」吉村雅利「錆色のカノン」濱口勝也「遊び」が選ばれました。他にも秀作、快作から途方もない怪作まであって今後が大いに楽しみです。(受賞対象は本科のみ)

大門未希生 「hierophanie」(ビデオ、8分)
廃墟の巨大なコンクリート群がその舞台ですが、これまでの〈廃墟もの〉とはその発想も撮り方も全く異なる作品です。
先ずその廃屋の一隅が未明からのコマ撮りで撮影され、太陽光線が光と陰を演出しながら駈足で通り抜けると、画面は漆黒の闇へと突入します。
その闇の中に灯りが1つ、自動車のヘッドライトかなと思っていると、また1つ――或る時には規則的に、また或る時には不規則な形で数を増やして動き、やがてそれが(廃屋の)部屋部屋の中へも侵入してきます。
人々の体温を失って幾星霜を経過した闇の空間を舞台に、灯りたちはあたかも〈時間の演技〉をしているかのようです。
実に計算された構成とその技術――大団円を迎えると空の部分だけが仄かな明るさをもって時々挿入され、建物の輪郭を浮かばせながら近づく黎明を予告します。正にここは作者のいう〈体験空間=劇場〉でした。
映像も音楽も完璧――ただ一つ気になるのがそのタイトルです。
「hierophanie」とはギリシャ語(?)で「神聖」とかいう意味があるのだそうですが、殆んど全ての観客はそれさえ解りませんし、正確な発音も出来ないので(この題名は)記憶に残らず、折角の傑作が「廃墟のヤツ」になってしまうのではと危惧しています。作者の気持ちも分らないではないのですが、(サブタイトルを付けるとか)一考を要すると思います。

山内洋子 「エロティック・煩悩ガール」(ビデオ、20分)
これは〈子宮で恋をする〉女性の話ですが、明るい作者の性格が滲み出た快作です。
男の腹部を移動する指〜〜突然そのお臍の辺りに主人公の女性(作者)の顔が楽しそうにフレーム・インします。が、モノローグは「この肌じゃない〜〜」で、いろんな男と身体を重ねたが〈愛情〉を感じるようなことはこれまでにはなかったといいます。
次は太鼓腹に頬寄せる主人公で、「太いお腹が好き」というモノローグ〜〜すると「私はお父さんだから駄目ですよ」と男の声が返ってきます。ここで彼女の家庭環境の輪郭が推測できますし、この作品が体験を元にした〈妄想の詩〉の視点で構成されているようにも思われました。
〈子宮がいい子種を欲しがっている〉という主人公は、その煩悩を克服する為に菩提寺で修行をしながら、幼い時に別れた父親について住職に訊いたり、受胎について妊娠中の幼馴染にインタビューをしたりしています。
また一方では母親と戯れるシーンも回想的な扱いで出ていて、その母も亡くなります。
その作者の拘る映像は、妊婦のお腹を思わすような丸いもで木魚や提灯なども出てきますが、決定的なのはそのラスト・シーン――境内の下に広がる海辺に荒波と潮風に揉まれて出来た丸い巨きな3つの岩石で、彼女はその異様な岩によじ登って下着を脱ぎ覆い被さります。
そのロケーションが素晴らしかったので作者に訊いたところ、そこは玄海灘の荒海に浮かぶ壱岐(長崎県)だそうでした。「魏志倭人伝」にも「一支國(イキコク)」として登場し、数々の歴史が秘められている島なので、モノローグの中に〈壱岐〉という言葉があれば(観客にとって)更にイメージが膨らんだと思いました。

大久保京子 「バンビの足は直ぐ折れる」(ビデオ、20分)
夏休み作品「アナガチナルココロ」では、毎日1個贈られて来るコウモリ(紙人形)〜〜それが部屋の中で動く映像は忘れがたいものでした。
今度はバンビと若い女性とが軸になっており、その女性のアクションがバンビに伝わっていく構造です。
横ばいになった女性が床板をコツコツと叩くとバンビも反応〜〜彼女がビニール管の水を啜り、床に零れた水まで啜る
(これには驚嘆!)とバンビも水を欲しがり、彼女がスプーンを折るとバンビの足はぐしゃぐしゃに折れてしまいます。
他に花瓶の花を次々に食べてしまう大食漢のゾウも登場し、また巨きなクモが現れてバンビに襲い掛かったりします。
これはこの登場人物がバンビと同質のかよわさを持っていてる為の妄想世界――それは同時に作者が日々感じている〈日常での不安〉とも重なっているのでしょうか。
人形の出来も、そのアクションも、音の使い方も非の打ち所がなく、女性と人形との直接的な絡みがなかった為か、アニメと実写の違和感も全くありません。それでいながら何か物足りなさが残るのは前半にあったインパクトのある映像が後半には薄れていたことと、作品の時間〜〜もう少し長さが欲しかったのではないでしょうか。

吉村雅利 「錆色のカノン」(16mm、13分)
これは8mmで
撮影したものをPCに取り込んで編集し、液晶モニターの再撮で16mmフィルム作品に仕上げたものです。
先ず金属板を砥石で研ぐトップ・シーが秀逸――その規則正しい手の動きが止り、磨き上がって鏡のようになったその表面が男の顔を捉えます。言わずもがなそれは作者の自身の顔で、やがてそこに家の絵が映ります。
男(作者)は金属板を手にしてその家を訪ねるのだろう〜〜山間の道や、池、トンボ、揺れる水面、炎、女性の裸体、その女性の曲線の中に映し出される(ファッションショーのモデルの)脚などへと続き、最後には廃墟の庭でひとりの女性の姿を金属板に捉えます。
その間に映像はブルー・トーンになったり、グリーン・トーンになったりしますが、作者にいわせると、この作品は〈3本に編み上げたロープ〉の構造になっているのだそうです〜〜が、残念ながらぼくにはその構造は見えてきませんでした。
タイトルのカノンとは〈語源的には「棒」のこと〉だそうですが、ここでは〈基準となる長さの棒を繰り返し当てて長さを測る姿〉――確かにそれが金属板を磨くところではストレートに感じられたし、魅力的でもありました。映像は、特に言葉のない映像は観客に伝わりにくいので、〈3本に編み上げたロープ〉ではなく、その〈カノン〉を作品全体に感じさせるような作品に仕上げたらもっと良かったと思います。

濱口勝也 「遊び」(8mm、20分)
これまでの順序は入賞が決まっていった順ですが、ぼくが一番好きな作品はこの「遊び」です。
登場人物は女医の姉と病弱な妹で、その妹のモノローグ――「たまには外に出てみたいが、外は恐いの……」と、「姉はたまに裸足で帰ってくる……」だけで話のアウトラインを分らせています。
或る晩、何処からか姉が帰ってくると、その足には蛭が吸い付いています。そして引出しの中からアンプルを取り出し注射器でその液体(毒薬?)を吸い取って、同じ形の2つのグラスの片方にそれを注ぎ(2つの)グラスを回します
(一種のロシアンルーレット)。やがて彼女はそのひとつを飲み干すとベッドに就きます。
次に帰ってきた時の姉の足には泥がついていて、手には血が滲んでおりました。彼女は前回と全く同じようにして片方の液体を飲み干してベッドへ入ります。
その様子を覗いていた妹は、ベッドからそっと抜け出して姉と同じことをしようとします。が、かよわい妹の力ではアンプルが割れません。そこでパジャマの裾にアンプルを巻きつけて割り、後は姉と同じようにやって液体を飲み干してからベッドへ〜〜姉の背中に寄り添うようにして眠ります。
さて、この作品のタイトルは「遊び」です。アンプルの液体が毒だとしたら命を賭けた〈遊び〉ですが、栄養剤か睡眠薬かも知れません。もしそうだとするとこの姉妹が時々おこなっている〈遊び〉かも知れません。この「遊び」というタイトルによって、あたかも合わせ鏡のような形の奥深さが出来た作品です。
作者に訊いたところ、十数年前にアメリカで起きたある事件をヒントに、ずっと温めてきたのだそうです。
ふたりの出演者が実に良く、演出もカメラも見事――天窓から差し込む陽の光にそっと手を出す外出恐怖症の妹の仕草には舌を巻きました。また室内の様々な小道具にも意匠を凝らしており、圧倒されます。
たった1年でこの作品を作り得たその才能を、「沈黙」や「叫びと囁き」でやはり姉妹を扱っているイングマール・ベルイマンや、「去年マリエンバードで」のアラン・レネに是非観せたい〜〜ふと、そんなことを思ってしまった作品です。

かわなか さんから
「ブリキの彫刻」を受取る大賞の大門未希生

受賞者たち (左から)大久保京子・山内洋子・
大門未希生・吉村雅利・濱口勝也

※ 彫刻には作品名・作家名などを入れたプレートが付けられ、版画は額縁に入れて後日渡されます。

丁度四半世紀になったIF付属映像研究所ですが、これまで受賞者の常連は二十代前半でしたが、25期には異変が起こりました。
濱口勝也は三十代後半、吉村雅利は四十代前半――このことによって実験映像・個人映像に奥行きが出たと喜んでいます。

作品は、観た者の脳裏に残るかどうかが勝負〜〜上映から2〜3週間が経った今も、ぼくの脳細胞に痕跡を残し、心をときめかせている作品群が選外にもあります。

「ループコード」広瀬毅 、「白玉楼」荒井真紀、「最高にして瀕死」宗孝雄、「DANCE DANCE DANCE」伊藤英洋、「死せ、そして成れ」小林かをり、「ヨモヤマドレス、脱ぐ女」寺島由紀、「蛸サイドの人」小潟巌、「カリスマ」西山千晴、「TATAZM」武田晋助、「永遠の奥処より現れて」野本洋介、「脳内上映」錦織惠子、「絵空事セミモロジー」佐川桂代、「ドロップトリップ」永田などか、「SPY」大内伸悟、「OUT OF 八宝菜」石原亜由子、「夜光虫」松山ひとみ、「日常からの離脱」槙本愛、「私の名はミミ」横山真理、「今日のニュース」鑓田理恵、「紅茶の時間」大岡なでし子、「朝昼晩ごはん」まんまさちこ、「東京神曲」大西量明、 「ナムナム」山根千恵子、「生まれろ!」渡辺賢一、「ガラクタたちの共鳴」赤嶺征司、「男になりたい」柴田真理子、「薔薇ひらく夜」吉田正人など、番外として「無国籍」陳天璽、「かそこけき光のツバサ」ノナカマサノリ〜〜この2作はまだまだ未完成に近く、これからが勝負――大化けするかも知れません。

24期の卒業制作でどじを踏んだ玉野真一は、すぐに行動を開始して選抜展には「よっちゃん ロシア」という大傑作を間に合わせました。それを或る大きなコンクールに出品――〈入選〉したという情報が入ってきております!
受賞者は奢ることなく更に上を目指して下さい。
また選に漏れた者はその悔しさをバネにして、更に更に頑張って下さい!

※ かわなか のぶひろさんの「全講評」

※ 鈴木志郎康さんの「曲腰徒歩新聞」

特報!(2005年4月)
卒制で「SPY」を撮った大内伸悟が、時を経てIFF2005に〈入選〉―― タイトルは「人はいない」



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