№204 終了
京都と東京で
在独日本人女性アーティストによる映像&現代音楽の饗宴:-))))))
《中沢あき》さんからのお知らせ!
1月に京都と東京で、現代音楽のコンサートと共に私のビデオ作品の上映をさせていただくことになりました。
関西方面でまとめて作品を上映するのは10年振りのことで、私自身にとっても嬉しい機会です。
過去の作品から近作まで4作品を上映致します。
私自身も現地に赴き、トークに参加致します。いらしていただけましたら幸いです。 会場にてお会いできることを楽しみにしております。
また機会ありましたら、このメールをお知り合いの方に転送頂ければ幸いです。
クローバーシアター新春篇=ダブル・ポートレート=在独日本人女性アーティストによる映像&現代音楽の饗宴
ドイツにて活躍する二人の日本人女性アーティスト中沢あきと由井康子。彼女たちの作品を中心に、E-Ü-U プロジェクトとしてドイツで活躍するドイツ人演奏家をお招きし、映像と音楽のインプロヴィゼーションをおこないます。
ドイツ・アートシーンの今をいち早くお届けする、新春特別企画。
1月12日(水)18:00 *開場17:30
場所 |寒梅館クローバーホール
料金 |500 円均一 *同志社大学学生・教職員無料
18:00 開始 〜 20:30 終了予定
+ライブ
曲目|SCHOCK /KOMA 、BISS IV、Eine Farbe der Sicht ほか
+上映
日々の泡(1997/4′37″/color)
ひそやかな時間(secret time/2004/4′37″/color)
願いをひく( Drawing wishes/2006/4′35″/color )
Lola / What Loreley wanted to speak(2010/10′30″/color)
*ドイツ語日本語字幕
+トーク|中沢あき、由井康子
<ゲスト>|中沢あき(映像作家)、由井康子(現代音楽作曲家)
ステファン・ヴォルケStephan Wolke(エレキギター)
イエンス・ブリュルスJens Brülls(打楽器)
ヤン・ファベークJan Verbeek(オーディオヴィジュアルアーティスト)
尚、東京では1月18日に、E-Ue-Uというプロジェクト名で、同じメンバーによるコンサート及び、ビデオ作品の上映が行われます。
1月18日(火)20:00 *開場19:30
場所 | スーパーデラックス map
料金 |3000 円 (当日)/2000円(予約前売)1ドリンク付
http://www.super-deluxe.com/2011/13#E-%C3%9C-U
以下、「ダブルポートレート」チラシのダウンロードURL
http://www.megaupload.com/?d=WLV09A76
<ゲストプロフィール>
==中沢あき(なかざわあき)映像作家、キュレーター
日本大学芸術学部映画学科映像コース在学中にSVP(http://www.svp2.com/) に参加。以降キュ レーター及び映像作家として、インディペンデントシーンから教育機関や公共施設、映画祭 やアートフェスティバルなど、様々な場と形で映像メディアに関わる。2006 年制作のビデオ作品「願いをひく/ Drawing wishes」は、ベルリン国際映画祭、WRO’ 07、他世界各国の映画祭にて上映・受賞している。2005 年よりケルン在住。
==由井康子(ゆいやすこ) 現代音楽作曲家
大阪音楽大学音楽学部作曲専攻首席卒業、近藤圭、久保洋子、近藤譲に作曲を師事。京都でジャ ズピアノを藤井貞泰に学ぶ。C. エルフェのピアノ, S. シャリーノの作曲マスタークラス。
2005 よりドイツ, デュッセルドルフを拠点に置く。作品はドイツ各紙で高い評価を得、ドイツを中心にイギリス、ルクセンブルク等でも作品が演奏されている。現代音楽の作曲の他、現代美術家、ヴィデオアーティストらとの共同制作も行い、活発な活動を続けている。
==E-Ü-U プロジェクト
ポップカルチャーの影響を受けて育った70 年前後生まれのドイツで活躍する若手演奏家と作家によるプロジェクト。同世代の現代音楽作曲家とヴィデオ作家の作品を中心に紹介し、 映像と音楽をインプロビゼーションの手法によるライブでの試みを提示する。映像と音楽の間、ポップカルチャーとアートの間の関係性を探る。
主催 |同志社大学今出川校地学生支援課 共催 |E-Ü-U プロジェクト実行委員会
助成 |財団法人ローランド芸術文化振興財団、NRW KULTUR Sekretariat Wuppertal
後援 |大阪音楽大学同窓会《幸楽会》 協力 |studio malaparte
tel|075-251-3270 ji-gakse@mail.doshisha.ac.jp
http://www.doshisha.ac.jp/students/support/kaprog/clover
お問合せ 同志社大学今出川校地学生支援課
NAKAZAWA Aki
n-305@w3.dion.ne.jp
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№167 終了
neoneo坐 短篇調査団
10月26日(水)「入門の巻」に、
1968年、金井勝撮影作品
『演劇入門 ジュリアス・シーザー』が登場!
毎月第2・第4水曜/20:00~21:40 終映予定
16mm上映 鑑賞無料・上映カンパ歓迎
(17) 入門の巻…2005年10月26日(水) 20:00~
『彫塑の表現』
1972/21分/カラー/製作:岩波映画製作所/企画:日本映画教育協会/
プロデューサー:田村勝志/演出・脚本:坂口康/撮影:八木義順
■鑑賞や創作以前の物の形に対する知識や観点を与えることがねらいで、「物を見る眼」を養なう。『8ミリ映画製作の手引』
1974/30分/カラー/製作:東映教育映画部/
演出・脚本:山下秀雄/撮影:北川英雄
■8ミリを自作することには撮りっぱなしから、編集、録音まで、苦労と楽しみがある。8ミリ映画の実感的理解に役立てるため製作。『演劇入門 ジュリアス・シーザー』
1967/40分/パートカラー/製作:学習研究社/
プロデューサー:原正次・石川茂樹/演出:小野豪/脚本:伊藤純/撮影:金井勝
■サークル活動指導のため、シェイクスピア劇の本読みから立げいこ、また衣裳合わせ等、ひとつの演劇をくみたててゆく過程を劇団「雲」の公演によって組みたててゆく。
作 ◎ウィリアム・シェイクスピア
訳 ◎福田恆存
演出 ◎福田恆存 中西由美
装置 ◎阿部信行
証明 ◎浅沼 貢
効果 ◎吉田美能留
衣装 ◎ピーター・マン
フェンシング指導 ◎三井山彦
舞台監督 ◎村田元史出演
高木 均 …… ジュリアス・シーザー
杉 裕之 …… オクティヴィアヌス・シーザー
西沢利明 ……マーカス・アントーニアス
真山 達 …… イーミリアス・レピダス/占師
野村昇史 …… シセロー
田中賎男 …… バブリアス/クライタス
倉石和旺 …… ポピリアス・リーナ
小池朝雄 …… マーカス・ブルータス
神山 繁 …… キャシアス
稲垣昭三 …… キャスカ
北村総一朗 …… トレーポーニアス/ティティニアス
橋爪 功 …… ディーシアス・ブルータス/ピンダラス
簗 正昭 …… テラス・シンバ
富永一矢 …… シナ
石田太郎 …… フレイヴィアス/メサーラ
有川 博 …… マララス/ルーシリアス
野村昇史 …… 詩人シナ
三嶋正基 …… ヴォラムニアス
岡本富士太 …… ルーシアス
杉浦正己 …… ダーディニアス
日塔智子 …… キャルパーニア
三井美奈 …… ポーシャ
柏木隆太、佐藤三千夫、沖倉邦子、森田雄三、久津弘子 …… 市民・兵士
演技指導をする福田恆存氏 | 「お前もか、ブルータス!?」の名場面 | 移動撮影をする若き日の金井勝 |
neoneo坐〈短篇調査団〉の清水さんからのメールに、「『演劇入門 ジュリアス・シーザー』の撮影:金井勝は、金井さんのことですか~~?」とありました。
確かにそれはぼくで、30歳頃に携わった作品です。
そこで、ほったらかしているスクラップ・ブックを引っ張り出して見てみると、その懐かしいスチール写真の中に、青年・金井勝もいて、こんな時もあったのだな…… と、改めて思いました。(笑)
同時上映の『彫塑の表現』『8ミリ映画製作の手引』も魅力的なタイトルなので、26日の宵にneoneo坐でお逢いましょう―― !〈金井勝〉
埼玉ビデオ上映会 「鬱と躁」
2005.11.26 sat,27 sun
於・高円寺会館木村文昭×樋渡麻実子×金井 勝
●世界映画史上類を見ない、映画による“母と息子の関係定点観測”!木村文昭と母の闘魂の処女作『原子心母』から最新作『29歳のkiss』までをまとめて全世界初上映!! 快挙!!!
●樋渡麻実子作品集は、不思議な可笑しみと哀しみをたたえた名作『男のサービスエリア』と日常の感覚を軸に編まれた『愛の矢車菊』の“みちのくひとり旅”2本立て! 最新作も必見!!
●また、日本のインディペンデント映画の嚆矢・金井勝の『無人列島』と『GOOD-BYE』を同時上映!
『無人列島』は少年時代からの体験と妄想、それに日本の戦後史を加えて瘤だらけの縄のように編上げたネオ・シュール作品。『GOOD-BYE』は日本人の血の流れを求めて戒厳令下の韓国ロケを決行―― これまでにない鮮烈なドラマが、緊張感の中におかしさを滲み出させてあなたのハートを撃つ!!
■プログラムA
29歳のkiss 木村文昭 ビデオ/20分/2005=新作
通りすがり 樋渡麻実子 ビデオ/40分/2005=新作
■プログラムB
原子心母 木村文昭 ビデオ(オリジナル8㎜)/5分/1999
腹 木村文昭 ビデオ(オリジナル8㎜)/5分/1999
ホームへ帰る 木村文昭 ビデオ(オリジナル8㎜)/20分/00
2001年神奈川映像コンクール最優秀賞
わざわざ下北沢 木村文昭 ビデオ/50分/2005
■プログラムC
男のサービスエリア 樋渡麻実子 ビデオ/40分/2000
2001年IFF入選
愛の矢車菊 樋渡麻実子 ビデオ/45分/2005
2005年宝塚映画祭入選■プログラムD
無人列島 金井勝 ビデオ(オリジナル16㎜)/55分/1969
1970年スイス・ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭グランプリ■プログラムE
GOOD-BYE 金井勝 ビデオ(オリジナル16㎜)/52分/1971~ スケジュール ~
11/26(土) 13:30-C 15:30-D 17:00-B 19:00-A 11/27(日) 13:30-B 15:30-E 17:00-C 19:00-A ■入場料(各回入替制)
1回券 \1,000 2回券 \1,800 3回券 \2,400 4回券 \2,800 5回券 \3,000(シール付き!)
■会場
高円寺会館 杉並区高円寺北2-1-2
※JR高円寺駅北口下車徒歩7分
■お問合せ
saitama-video@jcom.home.ne.jp※ 詳細は埼玉ビデオHP
イメージフォーラム・シネマテーク
長編実験映画の快楽
長編実験映画の快楽
このプログラムではイメージフォーラムのストックしている日本作品の中から、エポックメーキングな長編の実験映画作品を特集。劇映画ともショートフィルムとも異なる構造を持つ「特別な時間」に焦点をあてた。
作品コメント
石の詩●対象が<石>、しかもそれを<写真>で表現するという、ドキュメンタリーにとって前代未聞の枷は、たいがいの監督なら、まずムリとあきらめてしまうところだ。が、この作家は、動きのないものに動きを与えるアニメーションの方法をもって、どんなに激しく動く対象に迫った映画よりも、はるかに鋭い<動き>の感覚を作りだしたのである。動きを凍結された<写真>は、緩急自在に動くカメラの抑揚と、ほとんど軋みにまで分解されたサウンドによって、見るものを、息詰まるような緊張の中に誘いこむ。映画に対するこの作家の、怜悧な計算とコントロールがここに見事に結実している。(「松本俊夫の映画の果てしない彼方へ」かわなかのぶひろ '75松本俊夫映像回顧展カタログより)
王国●『無人列島』を撮り終えた時点で3部作にしようと思った。製作費等の問題を含めた様々な処で、自分達の力の無さを痛い程知らされたぼくは、続け様にあと2本の映画を創って、それ等がそれぞれの間にある一定の角度を保つ独立した作品でありながら、且つ合体したときには壮大な1本の映画にもなり得る様な3本の映画をと、考えたのである。連帯の中の個をテーマとした『無人列島』が〈人の巻〉なら、血から地へと辿る『GOOD-BYE』は〈地の巻〉、そしてこの時間と格闘する『王国』は当然〈天の巻〉となって、3部作で<微笑う銀河系>となる構造だ。(金井勝、「微笑う銀河系」れんが書房新社刊より)
比呂美-毛を抜く話●前の年1980に、詩人の正津勉さんを映画に撮って、若い女性詩人として売り出し中の伊藤比呂美さんをフィルムに撮っておこうと思った。そこで、比呂美さんといろいろ話しているうちに、「毛を抜くのが大好き」というので、聞くと、話の内容が生命感というところに触れてくる。それを話しているところを撮ろうと決めた。彼女は自分の毛を抜くとき、抜く自分と抜かれる自分の両方を自覚して興奮してくるという。皮膚が問題だという。撮影していて、彼女の話が立派な身体論になっているのに驚いた。導入部に、ヒカシュウの曲を借りた。制作1981年。作者、46歳。 (鈴木志郎康ウェブサイトより www.catnet.ne.jp/srys/)
HEAVEN-6-BOX●『HEAVEN-6-BOX』の映像は、論理では決して解析できない霊性に満ち溢れている。大木裕之は言霊ともいうべき言葉のダブルミーニングの不思議な力を駆使し、巫女のように神秘的な映像を紡ぎあげた。観るものが、映像の力によって作者とひとつに結ばれることによってHEAVENの世界へとたゆたうこと。それが、この作品の最大の魅力と言える。(「HEAVEN-6-BOX」 カタログより)
毛髪歌劇● これが、インディーズ・フィルムだ!! これは、強烈な女を強烈に追いかける愛の物語。裏ポルノじゃないよ。歌の抑揚が物語を動かして、ドラマティックに展開するロマン主義の映画。手持ちカメラは手の延長、眼の延長、耳の延長だ。映画そのものに疑いをかけ、映画を破壊するアナーキストの 映画なのだ! フィルムに直接毛髪などを貼り付けているが、これはお客様への一種のサービスであって、他意はありません。(帯谷有理、「ヴェリズモからアシッドへ」1998上映会チラシより)
旅の繪●1985年、日本の実験映画の上映ツアーを行ったとき、旅をしながら作品を制作しようと考えた。それがこのシリーズの始まりだった。アイデンティティのない場所で何を撮るか真剣に悩んだ。TVカメラマンだった頃はそんな悩みはなかった。けれどもこの時は、個人で映画を手がけることの意味をとことん反芻した。そのあげくに生まれたのが『空の繪』(1985年版)だった。当初はもっとシンプルな構造だったが『時の繪』『夢の繪』を経て成長した。(かわなかのぶひろ、「イメージフォーラム・フェスティバル2000」カタログより)
~~上映作品~~
●Aプログラム
西陣 松本俊夫/16ミリ/30分/1961
石の詩 松本俊夫/16ミリ/30分/1963
●Bプログラム
王国 金井勝/16ミリ(ビデオ版)/80分/1973
●Cプログラム
比呂美-毛を抜く話 鈴木志郎康/16ミリ/90分/1981
●Dプログラム
毛髪歌劇 帯谷有理/8ミリ/60分/1992
●Eプログラム
HEAVEN-6-BOX 大木裕之/16ミリ/60分/1995
●Fプログラム
旅の繪 かわなかのぶひろ/16ミリ/100分/1998-2000
時の繪 16ミリ/40分/1998
夢の繪 16ミリ/30分/1999
空の繪 16ミリ/30分/2000
1:00 2:30 4:00 4:30 10/30 A B C 11/ 3 D E F 11/ 6 D E F 11/13 A B C
受付
当日900円/会員600円/3回券2,000円
※ 詳細は〈イメージフォーラム・シネマテーク〉
『王国 The Kingdom』 解題
ECRAN 73 no.20 |
この『王国』は、〈微笑う銀河系〉三部作の〈天の巻〉として 30年ほど前に制作・公開されました。30年前といえば、訪問者の皆さんのほとんどはまだ生まれていなかったと思いますので、ちょっと触れさせて頂きます。
〈微笑う銀河系〉の第1作『無人列島』(’69)は、ぼくの体験と妄想、それに戦後史を加えて縄のように編み上げた作品で〈人の巻〉。次の『GOOD-BYE』(’71)は、ぼくの遥かなるDNAの謎を究明するために戒厳令下の韓国にロケした作品で「血」から「地」に至る〈地の巻〉。そしてこの『王国』 ―― 他の全ての神は否定できても、唯一否定しえない神が我々を支配しています。それは〈時間という神〉で、これはその〈時間〉への挑戦状、〈新しい神話〉としてつくった〈天の巻〉です。
この三部作では幾つかの共通点を残しましたが、(自己模倣を避けるためにも)内容においても方法論においても大きく異なりますので、その評価も観手によってまちまちで、自分が出合った作品以外は認めようとはしません。(笑い)
IFシネマテーク〈長編実験映画の快楽〉では、一昨年は『無人列島』を、昨年は『GOOD-BYE』を上映しましたが、そういったわけで、それらを観て頂いた方々にこの『王国』がどう映るのか楽しみでもあり不安でもあります。(笑い)
ともあれ、この『王国』にのってくれた方々は、
詩人・吉増剛造氏=「八王子にあった「王国」の入口」(映画芸術・「朝の手紙」小沢書店)。大和屋竺氏=「日本読書新聞:今年の収穫 ベスト3」の第1位。山田宏一氏=「朝日新聞’73回顧 ベスト5」の第2位。他に「映画評論」ベスト10の第9位などがあります。
またマックス・テシエ氏(評論家)もフランスの映画雑誌「 ECRAN」などで大絶賛 ―― 彼は『王国』をカンヌ映画祭に持ち込んで、自ら同時通訳をしたほどの力の入れようでした。感謝!その後の『王国』ですが、松井良彦氏の『追悼のざわめき』や、井土紀州氏の『百年の絶唱』などにも影響を与えていることが判りました。(※ 紀州氏の原稿は「アンダーグラウンド・フィルム・アーカイブス」(河出書房新社))
何分昔の作品ですので、お見逃しの方は是非この機会にご高覧下さい――!
ノンフィクション映像の「たまり場」
neoneo坐1周年記念上映
金井勝の〈微笑う銀河系三部作〉 一挙上映!
2005年
5月28日(土曜日)
14時スタート
金井勝 微笑(わら)う銀河系 三部作 一挙上映!
2005年5月28日 (土) 14時スタート
14:00~15:00 無人列島
15:10~16:05 GOOD-BYE
16:15~17:40 王 国
17:45~18:45 トークイベント
金井 勝×村山 匡一郎(映画研究家・評論家)この繁栄の帝国の中で、
僕は贋×××を装い続けることに
気恥ずかしさを感じちゃって、
捜す、捜すことを企てる。
<微笑う銀河系>第1作
無人列島(1969 / 55分 / DV上映)
ニヨン国際映画祭グランプリ(1970年)
出演■串田和美・河西郁子・ゼロ次元 ほか
少年時代からの体験や妄想と、日本の(将来を含めた)
戦後史とを、瘤だらけの縄のように編んだ映画-
これは悪夢か、はたまた現実か?日出国が走る!
<微笑う銀河系>第2作
GOOD-BYE(1971 / 52分 / DV上映)
出演■松井康子・むささび童子・金井勝 ほか
日本人の血の流れを求めて、戒厳令下の韓国ロケ決行!
それまでにない鮮烈なドラマが緊張感の中におかしみを
滲み出させて、貴方のハートを撃つ!
<微笑う銀河系>第3作
王 国(1973 / 80分 / DV上映)
出演■むささび童子・大和屋竺・城之内元晴 ほか
全てをからめとってしまう「時間の神」 に超然と立ち向かう
若き詩人・五九勝丸-その冒険の旅は八王子からガラパゴスへ、
そして中天へと駆けのぼる…とてつもなくキッチュな「新しい神話」 。
前売券・予約=¥3,000(3作品+トークイベント)
※前売券は space NEOにて販売。
※※予約はメール(spaceneo@tcn-catv.ne.jp)
または FAX(03-5281-7611)で space NEOまで。
(氏名・住所・電話番号・メールアドレスを明記)
当日1作品=¥1,200
当日3作品+トークイベント=¥3,500
トークイベント参加費=¥500
※入場は前売・予約の方を優先させていただくため、
満席の場合はご入場をお断りする場合がございます。
会場:space NEO(30席)
東京都千代田区神田小川町2-10-13
御茶ノ水ビル1階都営新宿線 小川町駅 B5出口より徒歩1分
(千代田線新御茶ノ水駅・丸の内線淡路町駅
連絡通路あり)お問合せ:090-3271-5280 佐々木
優れたドキュメンタリー映画を観る会 VOL.14
生命のかたち
風のいろ
4月23日(土)~4月30日(土)
於・下高井戸シネマ
ドキュメンタリー10作品 日替り上映!※『時が乱吹く』は4月28日(木)pm9:00~
世の中は、激動の時代を迎えています。「こんばんは」を観て、もう一度教育の原点を見つめ直し、「兼子」をはじめ、その他の作品に登場する人々から、流されることなく真摯に生きる人間のたくましさ、素晴らしさ、やさしさを感じとっていただければ幸いです。(優れたドキュメンタリー映画を観る会・代表 飯田光代)
こんばんは
2003年/日本/1時間32分 *16mm上映
監督:森康行/ナレーター:倍賞千恵子
☆ 2003年度キネマ旬報ベストテン文化映画第1位タイマグラばあちゃん
2004年/日本/1時間50分 *16mm上映
監督:澄川嘉彦/プロデュサー:伊勢真一
☆ 2004年度キネマ旬報ベストテン文化映画第5位兼子~Kaneko 劇場初公開作品
2004年/日本/1時間20分 *16mm上映
監督・脚本:渋谷昶子/ナレター:加藤治子生命<いのち>- 希望の贈り物
2003年/台湾/2時間22分 *ビデオ上映
監督:呉 乙峰(ウー・イフォン)
☆ 山形国際ドキュメンタリー映画祭2003優秀賞阿賀の記憶
2004年/日本/55分 *16mm上映
監督:佐藤 真 撮影:小林 茂熊笹の遺言
2002年/日本/1時間00分 *DVD上映
監督・編集:今田哲史/製作総指揮:原 一男送還日記 劇場初公開作品
20034年/韓国/2時間29分 *ビデオ上映
監督・編集・ナレーター・製作:キム・ドンウォン時が乱吹く
1991年/日本/1時間02分 *16mm上映
監督・編集:金井 勝 出演:城之内元晴、金井 勝
映像詩人・城之内元晴への追悼作品。3本の短篇(短歌篇『夢走る』はメルボルン映画祭・最優秀短篇劇映画賞)をひとまとめにしたオムニバス形式で、“歌、句、詩”をテーマに、幻想的な映像を見せる。「創造的とか独創的とかいう言葉の意味を見事に教えてくれる」 ― 映像作家・松本俊夫わたしの季節 劇場初公開作品
2004年/日本/1時間47分 *16mm上映
監督:小林 茂/編集:佐藤 真
☆ 2004年毎日映画コンクール記録文化映画賞チーズとうじ虫
2005年/日本/1時間40分 *ビデオ上映
監督・撮影・出演:加藤治代
■4月23日~30日 上映スケジュール
モーニングショー
レイトショー
23日(土) 送還日記 am10:00
★ トーク:山上徹二郎(「シグロ」プロデューサー)兼子 pm9:00
★ トーク:渋谷昶子監督24日(日) 兼子 am10:50
★ トーク:紅野謙介(日大国文学科教授)タイマグラばあちゃん
pm9:00
★ トーク:伊勢真一プロデュサー25日(月) こんばんは am10:40 熊笹の遺言 pm9:00
★ トーク:今田哲史監督26日(火) タイマグラばあちゃん
am10:40
チーズとうじ虫 pm9:00
★ トーク:加藤治代監督27日(水) わたしの季節 am10:40
★ トーク:小林 茂監督(予定)阿賀の記憶 pm9:00
★ トーク:佐藤 真監督28日(木) こんばんは am10:40 時が乱吹く pm9:00
★ トーク:金井 勝監督29日(金・祝) 生命-希望の贈り物 am10:00
★ トーク:星野弥生(「神戸わすれない」代表)わたしの季節 pm9:00
★ トーク:小林 茂監督(予定)30日(土) こんばんは pm9:00
★ トーク:森 康行監督
★
料金:一般・学生1,300円
小・中・会員・シニア・障害者1,000円
前売り:共通前売り1回券1,000円/5回券4,000円
(1回券はチケットぴあ、劇場窓口にて、5回券は劇場窓口にてお求め下さい)場所:下高井戸シネマ tel 3328-1008
京王線・世田谷線下高井戸駅徒歩2分※ 下高井戸シネマは、座席126、画質&音声ともに最高とのこと~~ この機会にご高覧のほど宜しくお願い致します!!(勝丸)
浮世物語&アラン・エスカル作品集
2/14(月)~19(土)アテネフランセ文化センターで上映!『浮世物語』
35mm/カラー/ドルビーSRD/24分/1:1.85/2001/フランス・日本
監督、脚本、ヴィジュアル・エフェクト:アラン・エスカル
撮影、照明:浜口文幸
出演:大橋可也、小林良也、中村優子、鈴木卓爾、中原和宏、金井勝 他
制作会社:MISTRAL FILM (フランス)/ 共同制作:T.E.V.A.(フランス)、
配給・宣伝:ミストラルジャパン
1945年の広島、室町、平安という日本の三つの時代を交錯しながら、最新のデジタル合成システムをふんだんに駆使して描く壮大な夢物語。構想・制作期間に5年、合成・編集に1年半(延べ2,000時間)を要した、コンピュータ・グラフィックスとは異なる、全く新しいインフォグラフィックな映像の数々。現実の世界と幻想の世界が入り交じるデジタル映像絵巻、世界の映画関係者を驚嘆させた『浮世物語』ついに公開!
同時上映
イカロスの溺死 35mm/カラー/2分30秒/1997/フランス
遭難の後で 35mm/カラー/9分/1994/フランス
かげろう 35mm/カラー/8分/1996/フランス
フォントブロー・魂と石 VIDEO/カラー/15分/2001/フランス2/14~18の15:00&19:00、2/19の15:00上映
★『浮世物語』関連上映、トーク、ダンス・パフォーマンス
『浮世物語』に秘められた数々のテーマから、関連する作品の上映とゲスト・トークを2/14-18の連日17時に開催!
世界の三大アニメーション映画祭でグランプリ独占した『頭山』のヤマムラアニメーション、日本が誇る孤高のアヴァンギャリスト金井勝、狂気のミラクル・ アート・アニメーション黒坂圭太、他にデレク・ジャーマン、スタン・ブラッケージの代表作も上映!
2/19(土)には15:00の回終了後に『浮世物語』を語りつくすトークを開催!、18:00の回は『浮世物語』上映の他に、映画の主演した大橋可也によるダンス・パフォーマンスあり。
※ 2/18(金)17:00の回は金井 勝『時が乱吹く』16mm 62分 1991年 を特別上映!
金井勝によるトークあり。
2/14(月) 2/15(火) 2/16(水) 2/17(木) 2/18(金) 2/19(土) 15:00 浮世物語 浮世物語 浮世物語 浮世物語 浮世物語 浮世物語+F 17:00 A
B
C
D
E
『時が乱吹く』18:00 G
19:00 浮世物語 浮世物語 浮世物語 浮世物語 浮世物語
「浮世物語」上映時は「イカロスの溺死」「遭難の後で」「かげろう」
「フォントブロー・魂と石」を同時上映いたします。
A アナグロ・アニメーションの視点から/黒坂圭太作品集 ◆トーク:黒坂圭太(映像作家)
上映作品:「みみず物語」「個人都市」「春子の冒険」 全16mm 約55分B デジタルペイント・ハンドペイント/スタン・ブラッケージ作品集 ◆トーク:佐藤博昭(ビデオ作家)
上映作品:「DOG STAR MAN・プレリュード」「Night music」「Rage Net」「Graze of Cathexis」「The Dante Quartet」「カップリング」「LOVE SONG」「マイクロ・ガーデン」 全16mm 約65分C アニメーションとしての「浮世物語」/山村浩二アニメーション作品集 ◆トーク:昼間行雄(ビデオ作家)
上映作品:「頭山」「水棲」「ひゃっかずかん」「遠近法の箱-博士のさがしもの-」「バベルの本」他 約65分D 映像のマテリアル/デレク・ジャーマン ◆トーク:生西康典(ヴィジュアル・ディレクター)、掛川康典(映像作家)
上映作品: 「エンジェリック・カンバセーション/THE ANGELIC CONVERSATION」 35mm 78分 1985E ラジカルシネマ/金井 勝 ◆トーク:金井 勝(映像作家・『無人列島』『王国』などの監督)
上映作品:『時が乱吹く』 16mm 62分 1991
☆ 『時が乱吹く』の解説(那田 尚史氏)
☆ 『時が乱吹く』への応援歌(MONSHIRO 姫)F 「浮世物語」の可能性を語りつくす!
◆トーク:浜口文幸( 「浮世物語」カメラマン)、鈴木卓爾(映像作家・俳優・「浮世物語」出演)、水由 章(ミストラルジャパン)、他2005,2/14(月)~19(土)
会場:アテネ・フランセ文化センター
東京都千代田区神田駿河台2-11 アテネ・フランセ4F
(JR/地下鉄 御茶の水・水道橋駅下車徒歩7分)
TEL:03-3291-4339(13:00-20:00)
問合せ:ミストラルジャパン(TEL:042-380-8270)
info@mistral-japan.co.jp http://www.mistral-japan.co.jp
料金:当日1,400円(前売1,200円)、但し2/19(土)18:00の回は2,500円
The 9th Art Film Festival
of Aichi Arts Center第9回アートフィルム・フェスティバル
愛知芸術文化センター《第二期》
2004年12月1日〔水〕~10日〔金〕
特集― ドキュメンタリーの過去と現在
~あるいは、まなざしの変容について~
この《第二期》 特集_ドキュメンタリーの過去と現在は実に魅力的な企画で、ロバート・フラハティ『北極のナヌーク』『アラン』、ジガ・ヴェルトフ『カメラを持った男』、亀井文夫『北京』『戦ふ兵隊』、羽仁進『教室の子供たち』『絵を描く子どもたち』、王兵『鉄西区』などと、パーソナル・ドキュメンタリーの傑作・名作によって構成されています。
石井秀人『家・回帰』、土居晴夏『なかのあなた、いまのあなた』、小口詩子『おでかけ日記』、大木浩之『遊泳禁止』、白川幸司『ヒダリ調教』、能瀬大助『日日日常』『ラジオ体操の時間』、三宅流『神経節衝動』『蝕旋律』『白日』、帯谷有理『サイケデリック・オルガン・パンダ』、石田尚志『部屋/形態』『フーガの技法』、辻直之『夜の掟』『EXPERIMENT』『呼吸する雲』『闇を見つめる羽根』―― そしてそのなかのプログラム・〈実験映画との境界線上に・1〉では以下の作品が上映されます。(金井)
12月8日(水) 〈実験映画との境界線上に・1〉 17時15分~17時55分 鈴木志郎康 『極私的にEBIZUKA』 2001年、40分
18時05分~18時57分 中島 崇 『FIVE DAYS』 2003年、52分
19時05分~20時10分 金井 勝 『聖なる劇場』1998年、31分
金井 勝 『スーパードキュメンタリー 前衛仙術』 2003年、33分20時20分~20時50分 かわなかのぶひろ 『空の繪』 2000年、30分 ※ プログラムの詳細はこちら
料金: 第一期 + 第二期 = 1,000円(資料代実費相当、全プログラム通し)
当日券のみ、会場受付にて取り扱い。
場所: 愛知芸術文化センター 12階 アートスペースA(定員280名)
名古屋市東区東桜1-13-2 「栄」駅下車オアシス21連絡通路経由徒歩3分
℡ 052-971-5511(内線 724)※ 詳細は 愛知芸術文化センター
映像作家 吉本直聞個展上映会 『聞』
企画:キャトルミューティレイション
日程:04年11月19日(金)~23日(火・祝)、25日(木)
時間:19:00~21:00 (開場は18:30 から)
料金:1プログラム お一人さま 900円
会場:リトルシアター
http://www.i-cinema.tv/page006.html(仮HP)
〒104-0032 中央区八丁堀3-23-5トヨタビル B1
03-3555-858811月19日(金)19:00~21:00 ☆実験映画または8ミリ映画
『ぽかぽか雲とぱたぱた大地とのあいだ』予告V 2min
『行間体質』 8min
『Purpose......』 30min
『タンマヂャアズィタイム!!』 11min
『Perspective』 30min
apprx 81min&トーク解説
11月20日(土)19:00~21:00 ☆友(第2回キャトルミューティレイション上映会)
吉本直聞とその映像作家仲間との上映会
作家:本杉淳悟、倉重哲二、中山広之、コタキマナブ、清水好美、樋渡麻実子、木村文昭、諸藤 亨、鮫島央樹、川村尚子、渡辺真樹、武藤浩志、吉本直聞
11月21日(日)19:00~21:00 ☆ぽかぽか雲とリア王の悲劇とのあいだ
『リア王の悲劇』劇中映像撮影中メイキングV ?min
『ぽかぽか雲とぱたぱた大地とのあいだ』 50min
apprx 90min&トーク解説
11月22日(月)19:00~21:00 ☆コラボレーション&協力作品
『ぽかぽか雲とぱたぱた大地とのあいだ』予告V 2min
『いくといる』 20min
『子供の領分』 7min
『埋もれた話』 7min
『公園に来る人々』
『ルル』 4min
『River Dance』 5min
『MofG』 40min
apprx 99min&トーク解説(with 映像作家 中島崇)
11月23日(火・祝)19:00~21:00 ☆前衛仙術とエコノミークラス
『VJ』 3min
『Moools PV』 5min
『ぽかぽか雲とぱたぱた大地とのあいだ』予告V 2min
『エコノミークラス』 40min
『スーパードキュメンタリー 前衛仙術』 33min
apprx 83min&トーク解説(with 映像作家 金井勝)
11月25日(木)19:00~21:00 ☆ぽかぽか雲とリア王の悲劇とのあいだ
(21日のプログラムと同じ)
『リア王の悲劇』劇中映像撮影中メイキングV ?min
『ぽかぽか雲とぱたぱた大地とのあいだ』 50min
apprx 90min&トーク解説
〈経堂CAT〉
金井勝のスーパードキュメンタリー!
10月11日(月・祝)17時より
Kyoudo CATとは
「経堂CAT」は、経堂駅周辺のギャラリー、
カフェ、飲食店、雑貨店など、約30店舗が
協力、鮮度の高いアーティストに作品発
表の場を提供し、既成の概念にとらわれ
ない活気ある街づくりを目指すイベント
です。
参加各店舗に招待アーティスト・公募ア
ーティストの作品を展示、街の各所で各
種ワークショップ、ライブイベント、などを
2週間にわたって開催します。※ そのイベントのひとつとして、
〈金井勝のスーパードキュメンタリー!〉
が組まれており、
『聖なる劇場』と『スーパードキュメンタリー
前衛仙術』が上映されます。協力:優れたドキュメンタリー映画を観る会
10月11日(月・祝)
午後 5時~ 『聖なる劇場』
午後 5時35分~ 『スーパードキュメンタリー 前衛仙術』場所: 世田谷区立 経堂小学校 体育館 (小田急線経堂駅より徒歩12分)
通しチケット(出入り自由):前売り500円 当日600円
● 詳細は 経堂CAT
〈東京造形大学 2004年度CS祭〉
造形大空間-作品&講演会
9月 26日(日) 午後5時30分より
『スーパードキュメンタリー 前衛仙術』&トーク
☆ 宮崎 淳 (映像作家)
9月24日(金)午後1時~
☆ 鈴木康広 (メディアアーティスト)
9月25日(土)午後2時30分~☆ 辻 直之 (アニメーション作家)
9月25日(土)午後5時~
上映予定作品『闇を見つめる羽根』☆ 深瀬沙哉 (映像作家)
9月26日(日)午前11時30分~
上映作品『自傷考』『御姉妹(OSIMAI)』☆ 金井 勝 (映像作家)
9月26日(日)午後5時30分~
上映作品『スーパードキュメンタリー前衛仙術』
第9回長岡アジア映画祭
これは市民の有志〈長岡・市民映画館をつくる会〉がゼロから立ち上げた映画祭で、アジアの国々の優れた映画を紹介し続けて9回目を迎えます。
今年の開催は9月21日(火)~26日(日)で、プログラムには山形国際ドキュメンタリー映画祭でグランプリを受賞した『鉄西区』(王兵監督作品 中国)を初めとし、日本、韓国、イラン、インド、イスラエル、台湾、タイなどのドキュメンタリーやフィクションが組まれています。
9月23日(木・祝)の19時からは、
〈第6回長岡インディーズコンペティション+ワークショップ〉――「当地から映像作家を生み、さらにその作品の配給も目的にするこの部門~~」(チラシより)で、その受賞作の上映&授賞式、そしてその後に〈映像作家 金井 勝・中島 崇 ワークショップ〉となっています。その講師作品として、
『スーパードキュメンタリー 前衛仙術』(金井 勝 2003 33分)と、『公園に来る人々』(中島 崇 2004 15分)が上映されます。
市民映画館をつくる会:Tel&Fax 0258-33-1231(月・水・金の夜7:30以降)
詳細は HP 長岡アジア映画祭会場:長岡リリックホール
(長岡駅西口バスターミナル8番線~県立近代美術館下車1分)
イメージフォーラム・シネマテーク
長編実験映画の快楽このプログラムではイメージフォーラムのストック作品の中から国内外のエポックメーキングな長編の実験映画作品を特集。劇映画ともショートフィルムとも異なる構造を持つ「特別な時間」に焦点をあてた。
■上映作品
9/5
カメラを持った男 ジガ・ヴェルトフ/16ミリ版/69分/1929
波長 マイケル・スノウ/16ミリ/45分/1966-67
リトアニアへの旅の追憶 ジョナス・メカス/16ミリ/87分/1972
9/12
西陣 松本俊夫/16ミリ/30分/1961
石の詩 松本俊夫/16ミリ/30分/1963
王国 金井勝/16ミリ/83分/1973
15日間 鈴木志郎康/16ミリ/90分/1980
9/19
毛髪歌劇 帯谷有理/8ミリ/60分/1992
HEAVEN-6-BOX 大木裕之/16ミリ/60分/1995
私小説 かわなかのぶひろ/16ミリ/102分/1996
1:00
2:30
3:30
4:00
4:30
9/5
カメラ
波長
リトアニア
9/12
西陣
石の詩15日間
9/19
毛髪歌劇
HEAVEN-
6-BOX私小説
受付(入替制)
当日900円/会員600円/3回券2000円※ 詳細は〈イメージフォーラム・シネマテーク〉
『王国 The Kingdom』 解題
ECRAN 73 no.20
この『王国』は、〈微笑う銀河系〉三部作の〈天の巻〉として 30年ほど前に制作・公開されました。30年前といえば、訪問者の皆さんのほとんどはまだ生まれていなかったと思いますので、ちょっと触れさせて頂きます。
〈微笑う銀河系〉の第1作『無人列島』(’69)は、ぼくの体験と妄想、それに戦後史を加えて縄のように編み上げた作品で〈人の巻〉。次の『GOOD-BYE』(’71)は、ぼくの遥かなるDNAの謎を究明するために戒厳令下の韓国にロケした作品で「血」から「地」に至る〈地の巻〉。そしてこの『王国』 ―― 他の全ての神は否定できても、唯一否定しえない神が我々を支配しています。それは〈時間という神〉で、これはその〈時間〉への挑戦状、〈新しい神話〉としてつくった〈天の巻〉です。
この三部作では幾つかの共通点を残しましたが、(自己模倣を避けるためにも)内容においても方法論においても大きく異なりますので、その評価も観手によってまちまちで、自分が出合った作品以外は認めようとはしません。(笑い)
IFシネマテーク〈長編実験映画の快楽〉では、一昨年は『無人列島』を、昨年は『GOOD-BYE』を上映しましたが、そういったわけで、それらを観て頂いた方々にこの『王国』がどう映るのか楽しみでもあり不安でもあります。(笑い)
ともあれ、この『王国』にのってくれた方々は、
詩人・吉増剛造氏=「八王子にあった「王国」の入口」(映画芸術・「朝の手紙」小沢書店)。大和屋竺氏=「日本読書新聞:今年の収穫 ベスト3」の第1位。山田宏一氏=「朝日新聞’73回顧 ベスト5」の第2位。他に「映画評論」ベスト10の第9位などがあります。
またマックス・テシエ氏(評論家)もフランスの映画雑誌「 ECRAN」などで大絶賛 ―― 彼は『王国』をカンヌ映画祭に持ち込んで、自ら同時通訳をしたほどの力の入れようでした。感謝!その後の『王国』ですが、松井良彦氏の『追悼のざわめき』や、井土紀州氏の『百年の絶唱』などにも影響を与えていることが判りました。(※ 紀州氏の原稿は「アンダーグラウンド・フィルム・アーカイブス」(河出書房新社))
何分昔の作品ですので、お見逃しの方は是非この機会にご高覧下さい――!
〈ヨコスカ・シネクラブ〉
2004.9.11 金井勝展
やりとげたぜ: 金井勝丸は近所の寺の裏山で修行すること4年、ついに天にのぼり仙人の免許を取得すると、『スーパードキュメンタリー 前衛仙術』なる真言を身に宿した。
やってるぜ: ところかわって、カンヌ、ハリウッドをはるか眼下にのぞむドイツ・オーバーハウゼンではこの50年、世界のつんのめった人々の映画の祭りが行なわれていた。そこでは人知れず膨大な知覚の実験が狂喜乱舞しているという。
やったぜ: そんな中、真言をたずさえた勝丸が、2004年5月オーバーハウゼンで、超眼力持ちの批評家衆を唸らせて、国際批評家連盟賞をいただいてきちまいました。
テンツクテケテン・テンテケテンなる呪文を唱え、集まった人々を観/自/在・観/世/音/菩薩にさせた。
と、西方から吹いてきた風が便りで聞きました。やってくるぜ: それから4ヶ月、喜び勇んだ勝丸が、真言引っさげ、天から9、11のヨコスカに下りてくる。
サー、サー何が見えるか、何処いくか、超跳(とんで)くだされ、地獄、極楽。
エー、ラッシャイ、サー・オタチアイ。まずは観てのおたのしみ。
〈金井勝展〉上映作品
『時が乱吹く』(フィルム上映)
☆ 上映終了後、金井勝氏より講話があります。
主催:ヨコスカ・シネクラブ
後援:シネマテークシステム研究所● 日時: 9月11日(土) 午後6時会場、6時30分上映開始
● 会場: ベェルク・ヨコスカ 6F 第1会議室 (京急:横須賀中央駅下車)
● 会費: 1,500円〇 連絡先
ヨコスカ・シネクラブ 筑間
℡: 046-823-4337
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