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№194 

渋谷の名画座・シネマ ヴェーラ      
                                     

   〈妄執、異形の人々Ⅲ〉2008/08/23 ~ 2008/09/1で、

 9月
日(月)日(火)に 『無人列島』上映 :-)))))))))) (終了)
9/1(mon)
『無人列島』(55分)
11:00
13:55
16:50/
19:45
『鯨神』(100分)
12:05
15:00
17:55/
20:50
9/2(tue)
『ガス人間第1号』(92分)
11:00
13:45
16:30/
19:15
『無人列島』(55分)
12:40
15:25
18:10/
20:55

◆ 〈タイムテーブル〉の詳細
◆ シネマ ヴェーラ Map rtc.

『青春トルコ日記 処女すべり(ニュープリント)
公開:1975年
監督:野田幸男
主演:山川レイカ、荒木ミミ、岡田奈津子、殿山泰司、佐藤蛾次郎
青森から集団就職で東京へやって来たクラ子は、工員からの輪姦を受けてキャバ嬢に転身、やがてトルコ・桃山城で働くようになる。クラ子はそこの上客・石川から五百万円を借りるが石川は倒産し一家心中。生き残った娘・弘美はクラ子への復讐に執念を燃やす。当時助監督としてついた澤井信一郎監督も断言する幻の傑作!
『暗号名黒猫を追え!』
公開:1987年
監督:井上梅次、岩清水昌宏
主演:柴俊夫、榎木孝明、国広富之、高岡健二、山村聡、中島ゆたか、田中美佐子、本郷功次郎
「スパイ天国」日本で暗躍する「B連邦」のスパイと「北方共和国」の工作員による様々な工作活動と、それに立ち向かう公安警察との攻防を描いた問題作。現実に日本で起こった数々のスパイ事件をモデルに物語は展開する。能登半島沖の海上で撮影された、実際の不審船事件を再現した迫力のシーンは必見!「スパイ防止法案」制定のためのキャンペーン映画であったが、上映阻止の反対運動を受け映画館での上映を果たすことはできなかったため、今回が初の劇場公開となる。


『海人舟より 禁男の砂』
公開:1957年
監督:堀内真直
主演:大木実、泉京子、石浜朗、山鳩くるみ、瞳麗子、諸角啓二郎、飯田蝶子、坂本武
芥川賞受賞作『海人舟』の映画化。昔の恋人・ナギを仲間の民三に奪われた作治は、五年ぶりに新浜部落へ帰ってきた。久々の再会にも関わらず「もう離れない」と作治に言い寄るナギ…。続々と登場するアヤシイキャラたちが繰り広げる、昼ドラ的愛憎劇!本作であばずれの海女さん・ナギに扮する泉京子は、以降“海女女優”と呼ばれることとなった。
『ガス人間第1号』
公開:1960年
監督:本多猪四郎
主演:三橋達也、八千草薫、土屋嘉男、佐多契子、伊藤久哉、田島義文、小杉義男
連続強盗殺人が起こるが、現場は完璧な密室。手掛かりをたどると春日流舞踊の家元・藤千代の家にたどり着く。平凡に暮らしていた水野は人体実験のために異形の人となり、落ちぶれた藤千代のために悲しき犯罪を重ねるのであった…。東宝の特撮技術と本多猪四郎の演出による重厚な人間ドラマが融合し、「変身人間シリーズ」の中でも最高傑作の呼び声も高い1本。


『女体渦巻島(16mm)』
公開:1960年
監督:石井輝男
主演:吉田輝雄 、三原葉子、天知茂、万里昌代、星輝美、城実穂、若水清子、吉田昌代
香港を拠点に展開する麻薬組織のボス・陳の情婦である百合は、組織の拠点となっているキャバレーを営む。そこへ元・恋人で凄腕スナイパーの信彦が乗り込んで来きて…。キャバレーでのダンスシーンにあなたもクラクラ。この後様々な傑作、怪作を生む、輝男&輝雄が初コンビを組んだアクション劇!怪しすぎる天知茂、初々しい吉田輝雄の演技も見逃せない!
『電送人間』
公開:1960年
監督:福田純
主演:鶴田浩二、白川由美、平田昭彦、河津清三郎、土屋嘉男、中丸忠雄
東宝の「変身人間シリーズ」第2弾。遊園地のアトラクション内の殺人現場から、犯人の姿が忽然と消えた。手がかりは被害者の持っていた「軍用行李二号」というメモと、現場に落ちていた針金だけ。軍用行李二号に収められた金の延べ棒の行方とは、そして犯行現場から姿を消すためのトリックとは!?電送機の未来感覚溢れる特撮に注目!


『大虐殺』
公開:1960年
監督:小森白
主演:天知茂、北沢典子、細川俊夫、沼田曜一
大震災が起こった。この混乱に乗じて甘粕大尉らは、朝鮮人弾圧や社会主義の一掃を企てる。次第に軍部の暴挙は悪化し、遂にはアナキストのリーダー大杉栄らを殺害する。師匠を殺された古川は葬式の夜、大杉の愛娘エマちゃんと二人『月の砂漠』熱唱しつつ、軍部への復讐を心に誓うが…。楽しそうに残虐行為を繰り返す沼田曜一の怪演っぷりと、シリアスな表情でドジを踏みまくる天地茂の迷演が見どころ!
『鯨神』
公開:1962年
監督:田中徳三
主演:勝新太郎、本郷功次郎、藤村志保、江波杏子、高野通子、藤原礼子、志村喬、竹村洋介、杉田康
過去何百人もの命を奪った「鯨神」と呼ばれる巨大鯨。祖父、父、兄を殺された九州和田浦のシャキは自らの手で鯨神を倒さんとする。そこに紀州男も名乗りを挙げた。男たちは鯨神と猛烈な死闘を繰り広げるが…。神殺しをめぐる村民たちの異様な雰囲気と、本郷・勝のエネルギッシュな演技に目を見張る、田中監督お気に入りの一本。


『武士道残酷物語』
公開:1963年
監督:今井正
主演:中村錦之助、東野英治郎、渡辺美佐子、荒木道子、森雅之、有馬稲子、加藤嘉 木村功
妻の京子は睡眠薬を飲み、救急車で運ばれる。夫の飯倉進は京子を看病するうちに母が亡くなった時に京都の寺で読んだ日記のことを思い出す。そこには飯倉家の先祖たちの血塗られた歴史が…。武士からサラリーマンまで、錦之助は七役を演じ分け、暴君に責められ、腹切り連発!ベルリン映画祭で金熊賞受賞を受賞。
『生首情痴事件』
公開:1967年
監督:小川欽也
主演:鶴岡八郎、火鳥こずえ、高月絢子、泉田洋志、泉ゆり、冬木喬三、椙山拳一郎
財産を目当てに、夫は妻に睡眠薬を飲ませて線路に放置し轢殺。この自殺に見せかけた凄惨な殺人事件以来、未発見の妻の生首が、怨霊となって夫とその愛人に復讐を始めた…!神経衰弱的恐怖演出、転がる生首、クライマックスの大乱闘からも目が離せない、これが噂の大蔵映画。


『吸血髑髏船』
公開:1968年
監督:松野宏軌
主演:松岡きっこ、西村晃、入川保則、岡田真澄、内田朝雄、小池朝雄、山本紀彦
金塊を積んだ貨物船・竜王丸が海賊に占拠され、新婚旅行中の依子は陵辱された挙句、夫(西村晃)と共に殺されてしまう。数年後に依子の双子の妹・冴子は沖で竜王丸を発見し、姉の亡霊が目の前に現れる…。西村晃は夫役で妻に生血の輸血を試みたり、死体から劇薬を発明したりと、今年も日本のロン・チェイニーの名に恥ずかしくない大活躍!
『怪談 蛇女』
公開:1968年
監督:中川信夫
主演:河津清三郎、山城新伍、根岸明美、賀川雪絵、月丘千秋、桑原幸子、西村晃
明治初期、北陸。小作人の弥助、妻のすえ、娘のあさは、地主である大沼家による過酷な仕打ちをうけ悲惨な最期を遂げた。やがて大沼家に蛇の影を伴ったすえの亡霊が現れる。すえは大沼の庭に紛れ込んだ一匹の蛇を助けたことがもとで殺されたのだった。恨みと妄執渦巻く蛇の群れ。新妻の皮膚を蛇の鱗に変えるなど、エロとグロをさり気なく取り入れた演出もおつな中川信夫の一本。


『とむらい師たち』
公開:1968年
監督:三隅研次
主演:勝新太郎、伊藤雄之助、藤村有弘、藤岡琢也、財津一郎、西岡慶子、
仏の心を忘れた既製葬儀会社に憤り、自ら仲間たちと国際葬儀協会を創設したガンめん。死顔美容、デスマスク、テープレコーダー遺言、水子地蔵の建立と、奇抜なアイディアで軌道に乗る「国葬」だったが、仲間が金の亡者となり、ガンめんは一人で仏の万博「葬儀博覧会」を開催すべく地下に潜るのだった。最後は、まさにカタストロフ…の一本!
公開:1969年
監督:金井勝
主演:串田和美、河西都子、竹田郁、新井純、佐藤重臣、0次元商会
畸形の少年・日出国は、尼僧からの折檻と淫らな行為の末、背中に不気味な瘤をもった。やがてそこから男児が生まれたが、赤子は日出国の背中とくっついたまま育っていった。日出国は背中の子供に対して知的劣等感を感じはじめ、ある日自分を無能呼ばわりしたその子供を殺してしまう。当時の時代背景と金井勝の妄想が交じり合い見るものに迫る!


『悪魔が呼んでいる』
公開:1970年
監督:山本迪夫
主演:酒井和歌子、新克利、大滝秀治、藤木孝、原田力、西沢利明、北林谷栄
江原ユリはある日突然職場から解雇を言い渡された。その後恋人からも絶交され、アパートからも放り出され、預金通帳も盗まれる。ある日突然、否応なく複雑怪奇な陰謀に巻き込まれる恐怖が、無駄のない演出力で描かれつつ、随所で爆笑必至な注目作。大滝、藤木らの怪演も作品に深みを与えている。
『闇の中の魑魅魍魎』
公開:1971年
監督:中平康
主演:麿赤児、稲野和子、扇ひろ子、岡田英次、田代信子、佐々木愛、加賀まりこ、龍岡晋
幕末土佐の若き異端の絵師・金蔵の壮絶な半生。金蔵は、人々からきちがいと罵られていたが、母の強い薦めで江戸へ遊学し、絵を学び始める。しかし保守的な狩野派に失望し、金蔵自身も堕落する。三年後、金蔵は土佐に帰郷するが、そこでは既に革新運動が動き始めていた。状況劇場の麿赤児が金蔵を怪演し、中平康が自ら独立プロを興して撮った一本。


『忘八武士道 さ無頼』
公開:1974年
監督:原田隆司
主演:伊吹吾郎、池玲子、天津敏、汐路章、川谷拓三、城恵美、林彰太郎、菅貫太郎、沼田曜一
『ポルノ時代劇 忘八武士道』の丹波御大に代わって伊吹吾郎、監督も石井輝男から原田隆司へバトンタッチされた続編。忘八者の元締・棚橋才兵衛人斬りの腕を見込まれ、仲間にひき入れられた素浪人・九死一生。遊郭の莫大な利益、総名主の座を巡って壮絶なバトルが展開される。忘れちゃいけない、女忘八者はひし美ゆり子から池玲子へ!
『東京ディープスロート夫人』
公開:1975年
監督:向井寛
主演:田口久美、千葉哲也、室田日出男、渡辺文雄、南城竜也
人体改造を施され、喉に性感帯を移植された女が復讐に立ち上がる!モデルの久美にはプロボクサーの健一という恋人がいたが、暴力事件をきっかけに破局してしまう。久美は御曹司の英夫と結婚するも政界の実力者である父・武彦は久美の美貌に目をつけ…。当時、『エマニエル夫人』のヒットの余波をうけ作られた『東京エマニエル夫人』の田口久美をそのまま主演に迎えた。これぞ東映イズム!


『毒婦お伝と首切り浅』
公開:1977年
監督:牧口雄二
主演:東てる美、橘由紀、広瀬義宣、汐路章、矢奈本邦二郎、西田良、小川純、笹木俊志
父・九右エ門の借金のかたに売られた娘・お伝。博徒の用心棒をしていた浅右衛門に無理やり体を奪われてしまう。賭博荒らしの一太郎が現れ、共に逃げることとなったお伝は追ってきた父を殴り殺してしまい、やがて次々と犯罪を重ねる。『俺たちに明日はない』に影響を受けたといわれる本作。転がり続ける男女の悲恋を妄執特集ではお馴染み?!の牧口雄二が描く。
『草迷宮』
公開:1978年
監督:寺山修司
主演:三上博史、若松武、新高恵子、中筋康美、末次章子、福家美峰、蘭妖子
死んだ母の歌っていた手鞠歌に魅せられた少年が、歌に導かれるように放浪の旅にでる。泉鏡花の同名小説をもとに、寺山らしい極彩色に彩られ、現在と過去が交差する物語。もともとオムニバス映画「プライベート・コレクション」の中の一遍としてパリで公開されたもの。ヌード姿も話題となった三上博史のデビュー作品。


『丑三つの村』
公開:1983年
監督:田中登
主演:古尾谷雅人、池波志乃、夏八木勲、原泉、五月みどり、田中美佐子、大場久美子
戦時下のある村で一番の秀才と言われた青年・犬丸継男は戦地で戦うことを希望していたが、結核のため村八分にあう。かつて夜這で関係を持っていた女たちや、恋人のやすよも離れていき…。怒り狂った男は、自らの力で村を阿鼻叫喚の戦場と化す!昭和13年実際に起きた津山事件、いわゆる津山三十人殺しを題材に作られた1本。
『スキャンティドール 脱ぎたての香り』
公開:1984年
監督:水谷俊之
主演:小田かおる、上田耕一、大杉漣、佐藤恒治、麻生うさぎ、聖ミカ、MOMOKO、瀬川哲也
江戸時代から続く下着屋の娘・亜矢は自社デザインの下着を発表するため、ランジェリー喫茶を開店する。やがて亜矢と常連客の老紳士・村松の下着に対する価値観は共鳴し、二人を近づけるも、村松の正体は…。本作で脚本家デビューを果たした周防正行が同年、『変態家族 兄貴の嫁さん』で監督デビューを果たす。


『狂わせたいの(16mm)』
公開:1998年
監督:石橋義正
主演:石橋義正、 岡本孝司、 分島麻実 、キララはづき、 木村真束、 砂山典子、 瀬戸美和世、 中西陽子、 芦田朋子 、薮内美佐子
ある気弱なサラリーマンが終電に乗ったことから幕あける悪夢のような狂気女難のシュールな一夜。山本リンダの「狂わせたいの」にはじまり、70年代にっぽん歌謡ポップスの星がずらりと並ぶ不条理ハイテンションミュージカル。こだわりの映像とパフォーマンス集団「ダムタイプ」のセクシーダンスにも要注目。
『実録外伝 ゾンビ極道(デジタル素材)』
公開:2008年
監督:佐々木浩久
主演:小沢仁志、新藤栄作、木村栄 、増田未亜、室田日出男
組の抗争で虫けら同然に死んでいったチンピラヤクザ。伝説の武闘派ヤクザの墓に埋められたため、その怨念が乗り移り、ゾンビとなってあの世からカムバック!ナレーション、死亡時のテロップなど『仁義なき戦い』、『仁義の墓場』などの深作欣二作品にオマージュが込められた1本。室田日出男もでています!


『蒸発旅日記』
公開:2003年
監督:山田勇男
主演:銀座吟八、秋桜子、清水ひとみ、住吉正博、藤繭ゑ、夕沈、飯島大介、近藤京三、伊藤博幸
今の生活から逃れようと蒸発を試みる漫画家の津部は、面識のない愛読者の静子と結婚すべく小倉へ向かう。無事に彼女と出会うものの、一週間後の再会を約束し、ふらりと一人旅へ出る。その旅の途中でストリップ劇場の踊り子と出会い…。つげ義春のロングセラーエッセイ『貧乏旅行記』の一遍をベースに映画化。監督には『アンモナイトのささやきを聞いた』でカンヌ映画祭を沸かせた山田勇男、美術監督には鈴木清順をはじめとする映画界の重鎮たちを支え続けた木村威夫。鮮やかな色彩のイメージで魅せた大人の旅。


№189  終了

11月23日~24日にSPACE NEO
英語版での
金井 勝 回顧展
~ オーバーハウゼンからの凱旋 ~
A notice!
It is SPACE NEO on November 23 and 24th.
We show the complete works of Kanai Katsu with English version!

オーバーハウゼン国際短編映画祭の《回顧展=Profiles》に選ばれて行ってきました。短編&中篇の5作品を2プログラムに分けて上映しましたが、藤岡朝子氏の翻訳にも助けられて大きな反響~~「グレート!貴方は映画の革命家だ!」(アメリカの映像作家)、「どれもが初めて知る世界で衝撃的!」(ロシアの女性監督)、「音の使い方が実に素晴らしい!」(ドイツの映画監督)、「大変に魅力的だ、ニューヨカーに見せるにはどうすれば良いのか?」(初老のアメリカ人)etc. 更に今回は長編・『王国』の英語版も加わりますので、ご高覧のほど宜しく――
My films were invited to the Oberhausen International Short Film Festival in the retrospective section called Profiles, and I traveled with them. Five short and mid-length films were presented in two programs, and (accompanied by Fujioka Asako’s English subtitles,) received with great enthusiasm! “Great! You are a revolutionary in cinema!” (exclaimed an American filmmaker.) “Every film was a discovery and a revelation!” (said a Russian female director.) “Your use of sound is exceptional!” (raved a German filmmaker.) “The films were fascinating, but how do I get to show them to New Yorkers?” (asked an elderly American.) And so on. This time for the Tokyo tour, I get to add the feature length The Kingdom with English subtitles to the collection, so do come see them!
予告編 Trailer  
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1123(金・
Nov. 23 (Fri/National holiday)
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A Program  14:00-
歌・句・詩シネマ『時が乱吹く』  (199116ミリ62分
短歌篇『夢走る』、俳句篇『一本勝負の螽蟖』、詩篇『ジョーの詩が聴える』に幕間景を挟んで完成させた、映像詩人・城之内元晴への追悼作品。しかしただの追悼映画ではござんせんょ!(16ミリ 62分)
The Stormy Times [Toki ga fubuku]  1991, 16 mm, color, 62 mins
In 1987, I presented the tanka film Dream Running, in 1988 the haiku film Grasshopper's One-Game Match, and in 1989, the poetic collection We Can Hear Joe's Poem, each of which I presented at the annual Image Forum Festival. Each of these three films has its own history, but I added two documentary images and they became The Stormy Times, a memorial to filmmaker Jônouchi Motoharu. But it’s no ordinary commemoration!
『夢走る』  1987年/16ミリ/17分 メルボルン映画祭・最優秀短篇劇映画賞受賞=1988) ~~ 時代劇の実験映画.ご隠居の恋文を持って東海道をひた走る若き飛脚――その飛脚も恋に落ちて、この老若恋の勝負の結末はいかに……?
Dream Running  1987, 17 min,  Best Short Fiction Film, Melbourne Film Festival 1988)~~ A kind of experimental period piece. The story is contest between age and youth in the arenas of both cinema and love.
『一本勝負の螽蟖(キリギリス)  (1988年/11分)~~ 400フィート巻きのフィルムを詰めたカメラが家の中をワンショットで巡り、勝丸の日常と妄想とを白日の下に曝け出す個人映画。
Grasshopper's One-Game Match  1988, 11 min~~ An 11-minute film made using only the 400 feet of film that my Bolex can hold. Its one-shot follows me around the rooms of my house to capture "the everyday and the fantastic."
『ジョーの詩が聴える』  (1989年/22分)~~ 『夢走る』でご隠居の役を演じてくれた城之内元晴は既に鬼籍の人― その彼の作品『新宿ステーション』の詩が庭を這うラストシーンは圧巻也!
We Can Hear Joe's Poem  1989,22 min~~ My hallucination takes me from the house full of memories to the garden, and there the poem that Jônouchi wrote, "Shinjuku Station," begins to circle round and round with an overwhelming presence.
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B Program  16:00-
『聖なる劇場』  (1998年/ビデオ/29
舞台づくりと、小鳥や魚、昆虫など、脇役たちのパフォーマンスの瞬間を撮るのに6年の歳月を費やした作品その脇役たちを従えて黄泉の国の住人たちが競演を繰り広げる。
Holy Theater [Seinaru Gekijyo]  color, video,1989,29mins
Holy Theater is a film whose stage is nothing more elaborate than the garden behind my house, and it's a film that's still evolving. Co-starring birds, fish, and insects shot over six years, those who entered the demon’s ledger, as they say in hina, put on a grand performance.
『スーパードキュメンタリー 前衛仙術』  (2003年/ビデオ/33分 オーバーハウゼン国際短篇映画祭:国際批評家連盟賞=2004)
映像作家・金井勝が自分の中に棲む〈別人〉勝丸をドキュメント。前衛仙術なるものを編出した勝丸は次々と奇跡を起こすが、それは決して絵空事ではないミラクル他に類例のない怪作にして快作!
Super Documentary: The Avant-Garde Senjutsu [Super Documentary: Zen'ei-senjutsu]  2003- , video, 33 mins / International Critics’ Prize, Oberhausen International Short Film Festival (2004)
Lurking within the filmmaker Katsu was another being, Katsumaru, who develops the special powers of an avant-garde mystic. He completes many "miracles," but these are no feats of fancy, nor tricks of magic. They are veritable events that unfold before your eyes, captured in this uniquely mysterious film.



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1124( 〈「微笑う銀河系」3部作〉 
Nov. 24Sat.   
Smiling Milky Way Trilogy
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C Program   14:00- 
『無人列島』  1969年/55分/35ミリ ニヨン国際映画祭グランプリ=1970)
出演:串田和美・河西郁子・ゼロ次元 ほか
少年時代からの体験や妄想と、日本の(将来を含めた)戦後史とを、瘤だらけの縄のように編んだ映画 これは悪夢か、はたまた現実か? 日出国が走る!
The Desert Archipelago  [Mujin rettô]  1969, 35mm, b/w, 55 mins / Grand Prize, Nyon International Film Festival (1970)
Starring: Kushida Kazumi, Kawanishi Ikuko, Zero Jigen, and others
Woven into the narrative are my own experiences and the history of postwar Japan as well as numerous fantasies. Is it a nightmare, or is it reality? The result is the birth of a newly sur-realistic filmmaking.
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D Program 15:30-
GOOD-BYE  1971年/52分/16ミリ) 出演:松井康子・むささび童子・金井勝 ほか
日本人の血の流れを求めて戒厳令下の韓国ロケを決行!それまでにない鮮烈なドラマが緊張感の中におかしみを滲み出させて、貴方のハートを撃つ!
Good-bye  1971, 16 mm, b/w and color, 52 mins
Starring: Matsui Yasuko, Musasabi Doji, Kanai Katsu, and others
Tracing the roots of the Japanese bloodline, the filmmakers journeyed to a 1970 Korea still under martial law! Within the drama lies yet another, making Good-bye a one-of-a-kind road movie.
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E Program 17:00-
『王 国』  (1973年/80分/16ミリ) 出演:むささび童子・大和屋竺・城之内元晴 ほか
全てをからめとってしまう「時間の神」に超然と立ち向かう若き詩人・五九勝丸― その冒険の旅は八王子からガラパゴスへ、そして中天へと駆けのぼるとてつもなくキッチュな「新しい神話」。
The Kingdom  [Ôkoku]  1973, 16 mm, color, 80 mins
Starring: Musasabi Doji, Yamatoya Atsushi, Jônouchi Motoharu, and others
Young poet Goku Katsumaru rises to liberate himself from the bonds of time. His adventures take him from the Hachioji suburbs of Tokyo to the Galapagos Islands where he attempts a total transcendence. The kitsch formulation of a new "myth."
                  The page that is connected   ※ プロフィール&自作解題

上映後、夜の上映会付、金井勝を囲む会

  23日(金)18:30〜20:30
  金井Bar第1夜
  お一人様・・・・2,000円(飲物+飲食付)
  ※夜の上映会『西湘の匠たち』を予定

  24日(土)18:40〜20:40
  金井Bar第2夜
  お一人様・・・・2,000円(飲物+飲食付)
  ※夜の上映会『かながわの 冬の渡り鳥』を予定

  【料金】

    1 プログラム・・・・・・1,000円
     一日券・・・・・・・・・2,000円

      【お問い合せ】

  スペースneo
  E-mail:spaceneo@tcn-catv.ne.jp
  Tel:03-5281-7820(佐々木)


                         space neo's MAP  space neo HP

  【Prices for screenings】

  1000 yen per program,
  2000 yen for a day
  (All films with English subtitles)

  【space Neo
  Ochanomizu Bld. 1F, 2-10-13, Ogawa-machi, Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo
  TEL 03-5281-5720
  1 min. walk from B5 Exit Ogawamachi Station (Toei Shinjuku Line), Shin Ochanomizu Station (Chiyoda Line), Awajicho Station (Marunouchi Line).
  5 min. walk from Hijiribashi Exit Ochanomizu Station (JR).  


№185  終了
イメージフォーラム・シネマテーク
あにはからんや
      00年代ドキュメンタリー傑作選
7/13(金)14(土)15(日)16(月・祝)
2001年以降の個人制作ドキュメンタリーの特集プログラム。15,16日には作家のショートスピーチを予定。世界が注目する00年代の開かれた作品群
2001年以降の個人制作ドキュメンタリーを特集する。2001年以降とは、ノンリニア編集が一般化して映像制作の裾野が広がり、たった一人でも作品を作ることも可能となった頃で、webやケータイなどの情報端末が爆発的に行き渡り、コミュニケーションのクセが急激に変わった時期でもある。またこの頃から自殺者と交通事故の死者が逆転、今や前者は後者の4倍ともいわれる。「美しい国」の何となく危なっかしい空気はこの頃から感じられていたのかもしれない。メッセージの送り手、受け手の環境も変わって、コミュニケーションのあり方が希薄化、メカニカル化、単調化している中、自己を(虚構化してでも)開くことで、他との関係を結ぶ触媒となるような新しいアプローチの作品群を上映する。
Aプログラムは他言できない過酷な環境の自己に向き合った若い作家と、体の変化、環境の変化に作家として向き合ったベテラン両氏の映像による往復書簡。Bプログラムはドキュメンタリーの枠組みを超えて、虚構や妄想の中からあふれ出る自己を活写したエネルギッシュな2作品。Cプログラムは、面と向かって語れなかったことを「学校課題」という平凡なきっかけで堰を切った様にあふれ出す樣と、古稀を迎えた作家による身体と意識との関係を変えていくエクササイズ・ムービー。A,B,Cプログラムは先生と生徒、映画祭をきっかけに交流など、作家間のコミュニケーションも興味深い。Dプログラムは街にいる人に注目した3人の女性作家の視線の物語。A~D各1回、作家によるショートスピーチを設ける。(澤隆志)

Aプログラム 自分に対峙する

以毒制毒宴  二宮正樹/8ミリ/25分/2000
映像書簡10  かわなかのぶひろ+萩原朔美/ビデオ/36分/2006

Bプログラム 妄想の飛翔

愛の矢車菊  樋渡麻実子/ビデオ/45分/2006
スーパー・ドキュメンタリー 前衛仙術  金井勝/ビデオ/33分/2003

Cプログラム 私的の極み

Father Complex  佐俣由美/ビデオ/27分/2002
極私的に遂に古稀  鈴木志郎康/ビデオ/35分/2005
Dプログラム 人に会える街
つぶつぶのひび  大木千恵子/ビデオ/19分/2004
Tokyo Mid1, Tokyo Mid 2  高橋ジュンコ/ビデオ/11分/2007
ボンと私  池浦由起子/ビデオ/20分/20
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毒制毒宴

ごくありふれた家族のお話。それをごく主観的に撮ってみました。母は結局働き続けるし、僕は結局映画を撮り続ける。バカなひとたちの業は深い。笑い飛ばしたくても笑い飛ばせないもどかしさ。 <BBCCネットアート&映像フェスタ '2000 最優秀賞>

映像書簡10

もしかして、神は生物の生死を間違って創ってしまったのではないだろうか。最近そう思えてならない。まず、加齢することで身体がおとろえるのはおかしい。老化することで心が幼児化するのならば、身の方も赤ん坊になればいい。ならば、人間は老人の身体を持って生れ、赤ん坊となって死滅する方がいいのではないだろうか。その方が、親の介護をする子供はどんなに救われるか知れない。私は、昨年末から、急に老母と同居することになった。自分が、まさか親の介護をするとは夢にも思わなかった。私も自分の今が受け入れがたい。彼女も自身の老化を受け入れられない。そんな日々にカメラをむけたのが今回の映像だ。かわなかさんが、自分の身体と向き合う姿と、私の親の身体と向き合う様が、どんな映像になるのか。まったく予定調和のない進行が自分でも楽しみである。(萩原朔美) <イメージフォーラム・フェスティバル2005、山形国際ドキュメンタリー映画祭2005 私映画から見えるもの、ヴィジョン・デュ・レール映画祭>

愛の矢車菊

あいまいな中で生き続けることに違和感を覚えながらも、疑問を持つことなく、思考しないまま、やり過ごす人の話。でも、少々希望も盛り込んだ。 <宝塚映画祭、SKIPシティ国際Dシネマ映画2006 奨励賞>

スーパー・ドキュメンタリー 前衛仙術

映像作家のぼくが〈別人〉である金井勝丸を取材したドキュメンタリーです。老人の勝丸は若い時の付録のような生き方は御免だと仙術の修業を重ねます。そして遂に彼は〈前衛仙術〉なるものを編出してぼくには不可能な世界を切り拓きます。これはかつてないドキュメンタリー作品だと思っていますが、30年ほど前に読んだフランスの詩人、ポール・ヴァレリーの「テスト氏・未完の物語」がふと脳裏を過ぎりました。 <イメージフォーラム・フェスティバル2003、第50回オーバーハウゼン国際短篇映画祭:国際批評家連盟賞>

Father Complex

作っている間はただ「作品にする」ということしか頭にはなかった。その過程で変化したことっていうのはないです。誰にも知られてはいけない秘密(父のこと)を持っているということが重荷で、そしてそれを知られることが、とてもこわかった。自分の中での変化を感じたっていうのは、むしろ上映した後のほうです。知られたくなかったことを、クラスの人たちに上映という形でぶちまけたということで、人間関係が変わってしまったということはなくて。ただ、自分の過去やコンプレックスを他人に知られている、知られていないにかかわらず、人と接することに重要なのは、相手に対する自分自身の姿勢なんだな、ということに気づいた。そのことが自分にとって大きな変化でした。(山形国際ドキュメンタリー映画祭 監督インタビューより抜粋)   <イメージフォーラム・シネマテーク、第18回国民文化祭・やまがた2003 ドキュメンタリー映画フェスティバル>

極私的に遂に古稀

2005年5月にわたしは遂に70歳になる。この年齢を微分すると、肉体の衰えは避けられないが、意識の上では結構ラジカルになっているように感じる。 2004年の夏、つまり69歳になってから毎日のように体操を始めた。それで何とか腰痛と膝の痛みを切り抜けつつある。自分の身体が意識の対象になり、 若い連中の身体の動きに連日接しているうちに、意識も活性化してきたというわけだ。自分の意識の持ち方を「アクション」として運動させようと思い始めた。そこに到る1年を映像で振り返る。 <イメージフォーラム・フェスティバル2005、山形国際ドキュメンタリー映画祭2005 私映画から見えるもの、ヴィジョン・デュ・レール映画祭>

つぶつぶのひび

私は納豆工場でバイトをしています。久しぶりに会った友達は、風俗で働いていました。パイロットは、空を飛ぶことが当たり前なんだそうです。誰もがそれぞれの日常生活を送っています。私は、そこからの脱出を試みます。 <イメージフォーラム・フェスティバル2005、第34回ロッテルダム国際映画祭>

Tokyo Mid1, Tokyo Mid 2

このシリーズは、私たちを取り巻く社会と個人の存在を、象徴的に捉えるようなものとして制作しました。撮影場所は、ミッド・トウキョウのシンボル的なエリア、東京・丸の内、大手町です。私たちを取り巻く状況を象徴的に表す場所として、現在の日本の「都市」をイメージさせるこのエリアを選びました。2作品共制作において共通しているのは、撮影する時刻を夕方の明るさが変化する時間帯に行なった、という事です。時間の移り変わりの中、モデルとなる女性が同じ姿勢で佇んでいます。そのイメージは、”個人の存在”と”個人の回りを流れ行く物事”との対比を表わしているかのようにも見えます。そして、彼女は人や物事が行きかい交差する場所に、「都市」のランドスケープとして、街のなかに立ち続けています。 <LOTUS ROOT GALLERY、08年東京都写真美術館公開予定>

ボンと私

私にとって全く知らない人を訪ねることは、今までの人生の中でもベスト5に入るくらいの勇気を振り絞った出来事でした。しかしこの出会いが素敵なきっかけとなりいろいろなことを学びえる事ができました。そんな気持ちを今の自分の精一杯の力で表現しました。 <高崎映画祭2007>

受付

  • 当日700円 会員500円

タイムテーブル

日付 1:00 3:00 5:00 7:30
7/13(金) - - - A
7/14(土) - - - B
7/15(日) C※ D※ A※ -
7/16(祝) B※ C D -

※の回は上映終了後に作家によるショート・スピーチあり(変更の場合があります)

詳細はIFのHP


№185  終了 

「日本人もしくはイルボンサラム
優れたドキュメンタリー映画を観る会 vol.19

本当に生きている 人間とは何か 
今日ではこのことが わからなくなっている。
絶えずごまかし 麻酔させてきた 魂の苦しみが表出した時に 
人間は新しい時代の前に 立つ事が出来るのであろう。


~ ヘルマン・ヘッセ『デミアン』より ~

■ 4月20日(土)の〈公開前夜祭〉は、
2005年山形国際ドキュメンタリー映画祭で大賞を受賞した中国映画・『水没の前に』を上映!
ゲストには同映画祭のキュレィター・藤岡朝子さんをお招きしてトークショーを行います。
また上映前にはミュージシャンによるミニ・ジャズライヴがあります。

タイム・テーブル
18:20 開場
18:50 ミニ・ジャズライヴ
19:15 「水没の前に」上映!!
 監督 リ・イーファンイェン・ユ
21:40 トークショー
22:00 終了予定

※ 詳細はこちらのHP


4月21日(土)~28日(土)までは“日本人もしくはイルボンサラム”
モーニング&レイトショーにて
ドキュメンタリー映画(+劇映画1本)日替わり上映―― !!!
ちなみにその1本の劇映画とは
我が『GOOD-BYE』
4月22日(日)21時から―― ヨロシク!!!

「60年目の東京物語
  ~ブラジル移民女性の里帰り~
1996年
監督・岡村 淳
「エドワード・サイード
  OUT OF PLACE」

2005年
監督・佐藤 真
「ツヒノスミカ」
2006年
監督・山本起也
「GOOD-BYE」
1971年
監督・金井 勝
「島ノ唄」
2004年度
監督・伊藤 憲 出演・吉増剛造
「ディア・ピョンヤン」
2005年
監督・梁 英姫
「花はんめ」
2004年
監督・金 聖雄
「まひるのほし」
1998年
監督・佐藤 真
「蓋山西(ガイサンシー
         その姉妹たち」

2007年

監督・班 忠義
髹漆(きゅうしつ)
2003年
演出・伊勢真一
「めぐる」
2006年
監督・石井かほり
「君が代不起立」
2006年
取材・松原 明 / 佐々木有美

タイム・テーブル

■ モーニングショー
4/21(土)10時40分~「60年目の東京物語」 トーク・岡村監督)
4/22(日)10時30分~ 「ツヒノスミカ」 ( トーク・山本監督)
4/23(月)10時30分~ 「島ノ唄」 
4/24(火)
10時~ 「エドワード・サイード」
4/25(水)10時30分~ 「まひるのほし」
4/26(木)10時30分~「髹漆」「めぐる」 (トーク・伊勢監督&石井監督)
4/27(金)10時15分~ 「ディア・ピョンヤン」

■ レイトショー
4
/21(土)20時55分~ 「エドワード・サイード」 ( トーク・製作スタッフ)
4/22(日)21時~
「GOOD-BYE」トーク金井監督
4/23(月)21時~
「ディア・ピョンヤン」 
(トーク・梁監督または製作スタッフ
4/24(火)21時~ 「花はんめ」 
(トーク・ 監督)
4/25(水)21時~
「蓋山西<ガイサンシー>とその姉妹たち」 
ーク・山上プロジューサー(予定))
4/26(木)21時~ 「ディア・ピョンヤン」 ( トーク・梁監督または製作スタッフ
4/27(金)21時~ 「君が代不起立」 
(トーク・松原監督)
4/28(土)21時~ 「島ノ唄」 (トーク・吉増剛造


料金
一般・学生 1,300円
小・中・シニア・会員・障害者 1,000円
前売1回券1,000円 前売5回券4,500円


場所
下高井戸シネマ
tel; 03-3328-1008
京王線・世田谷線 下高井戸駅より徒歩2分


№131 終了

ノンフィクション映像の〈たまり場〉neoneo
2004年6月 26()&27()
≪金井 勝のスーパードキュメンタリー≫が公開!

オーバーハウゼン国際短篇映画祭で
国際批評家連盟賞を受賞した

『スーパードキュメンタリー 前衛仙術』

6/26()
プロ 15:00-
歌・句・詩シネマ『時が乱吹く』1991年度作品(16ミリ/1時間4分)
■短歌篇『夢走る』、俳句篇『一本勝負の螽斯』、詩篇『ジョーの詩が聴える』に幕間2景を挟んで完成させた、映像詩人・城之内元晴への追悼作品。しかしただの追悼映画ではござんせんぞ !

プロ 16:30-
『聖なる劇場』1998年度作品(VTR/34分)
■舞台づくりと、小鳥や魚、昆虫など、脇役たちのパフォーマンスの瞬間を撮るのに6年の歳月を費やした作品 ~~ やがて黄泉の国の住人たちが舞い降りてきて、我を見よやと競演を繰り広げる!
『スーパードキュメンタリー前衛仙術』2003年度作品(VTR/33分)
■映像作家・金井勝が自分の中に棲む〈別人〉勝丸をドキュメント。前衛仙術なるものを編出した勝丸は次々と奇跡を起こすが、それは決して絵空事ではないミラクル――他に類例のない怪作にして快作!
☆ オーバーハウゼン国際短篇映画祭・国際批評家連盟賞受賞(2004年)

17:40- 金井勝監督のトーク(終了後、交流会)

6/27()
プロ 15:00-
歌・句・詩シネマ『時が乱吹く』1991年度作品(16ミリ/1時間4分)
16:10- 金井勝監督のトーク

プロ 17:00-
『聖なる劇場』1998年度作品(VTR/34分)
『スーパードキュメンタリー前衛仙術』2003年度作品(VTR/33分)
※ 終了後、交流会

オーバーハウゼン映画祭報告

料金

●1プログラム:当日1500円/会員1000円

(入会金:2000円、1年間有効。当日加入できます。)

交流会(誰でも参加できます):最初700円(ドリンク+つまみ)、その後、各300円

●neoneo坐サイト●
tel&fax 042-384-5844

http://www014.upp.so-net.ne.jp/kato_takanobu/neoneoza/index.html

●ドキュメンタリー映画の最前線メールマガジン  neoneo登録サイト●
月2回配信・無料http://homepage2.nift


№120 終了

第18回国民文化祭・やまがた2003
ドキュメンタリー映画フェスティバル
2003年10月10日~13日

今年は山形国際ドキュメンタリー映画祭の年ですが、同時に山形で国民文化祭が開催される年でもあります。
その国文祭のひとつに、「山形から優れた映像クリエーターを!」 ―― という企画があり、山形市民を対象にした「映像制作ワークショップ」が昨年の秋から続けられてきました。
講師陣には、映像研究者の
村山匡一郎(コーディネーター)、映像作家の土屋 豊、加藤 到、小口詩子、金井 勝があたり、アドバイスをしてきました。
その「ワークショップ」で制作された7作品に、国内の若手映像作家の話題作を絡ませて公開するのがこの「ドキュメンタリー映画フェスティバル」 ~~ 質疑応答の時間も設けてあり、忌憚のないご意見を伺いたいと思いますので、ご来場のほど宜しくお願い致します。
(金井 勝)

■「ワークショップ作品」の上映は11日と12日で、下記のプログラムでは「やまがた作品」となっています。

 

            ~スケジュール~

10月10日(金) 〔ワークショップ講師の代表作上映〕
10:00 開場
10:30~ 開会セレモニー
10:45~
金井 勝(かないかつ)作品『無人列島』(1969/56分)
 処女作『無人列島』 ― ぼくの体験や妄想と、戦後史とを縄のように編上げた構造で、かつてない映像の構築を目指した。主人公の日出国は、ぼく自身であり、国家の擬人化でもあるのだが、ともあれ個と連帯との軋轢(あつれき)から溢れ出た「この世が悪夢」を感じ取って貰えれば幸甚。(ニヨン国際映画祭グランプリ受賞作品)
☆上映後に質疑応答

12:10~
小口詩子(こぐちうたこ)作品『オフィーリアの愛読書』(1995/30×3=90分)
●<1夜=吉屋信子ヲ読ス。2夜=尾崎翠ヲ読ス。3夜=小夜桜子ヲ読ス。>
 明治29年生れの3女流作家の趣味的文章世界を、架空の少女雑誌『月刊オフィーリア』が展開。川辺で命を落とした伝説の少女オフィーリアは少年として蘇生し、深い水底に暮らす。そして少女の頃の記憶を懐かしみ、時を超えて愛読書を耽読(たんどく)する。
☆上映後に質疑応答

13:55~
加藤 到(かとういたる)作品『加藤到短編集』
●FADE OUT/1978/3分
●FADE OUT Ⅱ(溶暗)/1980/8分
●ゴーランド/1981/8分
●サスペンション・ブリッジ
/1983/8分
●FOCUSING/1984/5分
●ワイパー/1985/7分
●WASHER/1987/10分
●MELT DOWN/1988/13分
●Zero‐TV/1989/8分
●SPARKLING/1991/10分
 学生だった1978年に100フィートフェスティバルに出品した初めての16ミリフィルム作品『FADE OUT』から、91年、湾岸戦争の報道をテーマにした『SPARKING』までの短篇10本をまとめて上映する。エクスペリメンタルからドキュトへ向う緩やかな意識がうかがえる。
☆上映後に質疑応答

15:30~
土屋 豊(つちやゆたか)作品『新しい神様』(1999/99分)
 民族派パンクバンド「維新赤誠塾」のメンバーと本作の監督、土屋 豊とのコミュニケーションの記録。世紀末ニッポンを生きる若者の心象風景を浮かび上がらせ、各国の世界映画祭を席巻。国内の劇場公開でもロングランを記録した超話題作。プチナショナリズムと騒がれる今、更に必見。主人公の雨宮処凛は、現在、作家として大ブレイク中!
☆上映後に質疑応答

1011(土) 〔ワークショップ作品 VS 若手作家の作品 そのⅠ〕
1000 開場
10:30~
やまがた作品『元気をくれるから』2003/23分)
 毎日コンビニで買い物をするかわいいおばあちゃんに映画に出てほしい。話はここから始まった。
内田信輝作品『えてがみ』2003/95分)
 絵手紙を通して多くの人達との出会いをするうちに、温かなものがみえてきた。
☆上映後に質疑応答

13:30~
やまがた作品Lunch Box2003/15分)
 ファミリーレストランのボックス席。レンズの前で繰り広げられる会話は人生模様そのも。
まんまさちこ作品『朝昼晩ごはん』18分)
 白いごはんの懐かしい優しさを、コミカルに愛おしみつつ、ピリリと辛く…。
松江哲明作品『カレーライスの女たち』2003/30分)
 カレーライスと東京で暮らす女性との三泊四日、都会の人恋しさに溢れた一編。
☆上映後に質疑応答

15:00~
安藤久魚作品『一人デモ』2001/94分)
 自分探しの旅先で出会った街の演芸劇場の人々の情に魅せられて…。
☆上映後に質疑応答

17:00~
やまがた作品『晩夏ニ踊レ』2003/30分)
 祖父母が住む村の盆踊り。一年待ち続けた彼女たちに晩夏の盆踊りがやっと巡ってきた。
渡辺 崇作品『私(うち)をせかせんといて!-ある不登校少女の「記録」-2002/45分)
 不登校少女が、演劇を通して社会や人との関わりを取り戻してゆく。
☆上映後に質疑応答

18:45~
やまがた作品『きょくぶしかん』2003/50分)
 もうすぐ閉館する映画館と取り壊されるジャズ喫茶。これはシネマとジャズの時代へのレクイエム。
村上賢司作品『川口で生きろよ!』2003/30分)
 経済的理由で移り住んだ川口市だが、カメラを通した街は人間の生活に溢れていた。
☆上映後に質疑応答

1012(日) 〔ワークショップ作品 VS 若手作家の作品 そのⅡ〕
1000 開場
10:30~
やまがた作品『Knock(=“男なら拳で語れ”改題)2003/50分)
 地下道や芝生のリングで脈打つ鼓動、炸裂する拳・・・しかし突然意外な結末がやってくる。
本多宗一郎作品『アントニオの告白』2002/56分)
 全編格闘技のド迫力とアントニオの告白、静と動が際立つ。
☆上映後に質疑応答

13:30~
本田孝義作品『ニュータウン物語』2003/103分)
 高度成長期、続々誕生したニュータウンの現在と、自身の家族の問題を追う。
☆上映後に質疑応答

15:45~
やまがた作品『国境を越えて』2003/30分)
 勇躍イラクと韓国にでかけた海外組。どんな世界を見てきたのか全ては映像のなかで語られていく。
荒木真登/マティス・ニューバーガー共同監督『戦争が終わってぼくらは生れた』2001/80分)
 現代東西の若者が、真正面から戦争、侵略、歴史教育などを問う。
☆上映後に質疑応答

18:00~
やまがた作品『手に手に』2003/35分)
 手にまつわる3つのエピソード。おばあちゃんとおじいちゃんの感動的な話は必見だ。
山内洋子作品『エロティック・煩悩ガール』2002/19分)
 ファザコン、母への想い、友情、恋愛。揺れ動く女の心情をPOPに綴る。
佐俣由美作品『Father Complex』2002/27分)
 父親との愛憎、苦しみからの脱却を模索してカメラが回り始める。
☆上映後に質疑応答

19:50~
シンポジューム

1013(月・祝) 〔講師の最新作上映〕
1000 開場
10:30~
土屋 豊作品『PEEP“TV”SHOW』2003/100分)
 ブラウン管から映し出される2001年9月11日のNYの映像を「美しい」と感じてしまった盗撮マニアと、解離してしまった自分をあきらめかけていたゴスロリ少女との間に起こった2002年8月15日から9月11日までの出来事を描く。リアルを奪還する二人の困難な闘いは、同時代を生きる者に微かな希望を与えるか?
☆上映後に質疑応答

13:30~
加藤 到・櫻井篤史作品『KAISEK料理』2002/16分)
 京都在住の映像作家櫻井篤史との“食”をテーマにした共同制作作品。櫻井パートの「蟲毒(こどく)」は、日々我々の身体を通過している膨大な量の食品添加物を、ただひたすらにおさらいする試み。加藤パートの「擬似加熱」では、コンビ弁当の豊かさと貧しさについて“解析”しようと試みている。
☆上映後に質疑応答

14:20~
金井 勝作品『スーパードキュメンタリー 前衛仙術』2003/33分)
 映像作家・金井 勝が自分の別人・金井勝丸の日常をドキュメントした作品。気力の衰えを悩んでいた老人・勝丸だが、若さに打ち勝つために修業を重ねて「前衛仙術」なるものを編出し様々な奇跡を起こす。その奇跡たるや絵空事ではないのだから、とくと御覧あれ!
☆上映後に質疑応答

15:30~
フィナーレ

■ 会場:遊学館
   
(山形県生涯学習センター)2Fホール
  ℡ 023-625-6411
■ 入場無料

◆ お問合せ:
   国民文化祭山形市実行委員会事務局
  ℡023-641-1212
内線 642) 


№114 終了
            if/cinematheque №832

長編実験映画の快楽 9/7(日), 9/14(日), 9/21(日)

このプログラムではイメージフォーラムのストック作品の中から国内外のエポックメーキングな長編の実験映画作品を特集。劇映画ともショートフィルムとも異なる構造を持つ「特別な時間」に焦点をあてた。

カメラを持った男●私はーキノグラース(映画眼)だ。 私はー機械の眼だ。 私、機械は、私ひとりだけが見ることのできる世界を諸君に示す。
私は、今日から永久に、人間の不動性から自分を解放する、私は連続的な運動のなかにいる。私は近づき、物から遠ざかる、私は物の下にはいり込む。私は走っている馬と鼻面を並べて進む、私は全速力で群衆の中へ突っ込む、私は走っている兵士たちの前を走る、私はあおむけにひっくりかえる。私は飛行機とともに上昇する、私は落ちたり飛び上がったりする物体とともに落ちたり飛び上がったりする。
さて、私、カメラは合成力に従って突進した、物の混沌の間を縫って行った、最も複雑にからみあった運動を次々と定着した。
1秒間に16~17コマという約束から解放されて、時間的・空間的枠から解放されて、私は、私がこれまでに定着したことのないような宇宙の任意の諸点を比較する。
私の道はー世界のいきいきとした知覚の創造に向かっている。見たまえ、私は諸君の知らない世界を新しく解読しているのだ。(ジガ・ヴェルトフ、福島紀幸訳/「季刊フィルム」No.8 1971 フィルムアート社刊より抜粋)

波長●例えば日本でよくしられた『波長』だが、ここでは45分という時間とその間一貫してフィックス・キャメラのズームが寄っていくというコンセプトが伝説化している。しかしこの作品の最も重要な側面は、それが「音に伴って」進む視聴覚体験であることで、その音は厳密に計算された正弦波の周波数音(50~12000Hz)と現実音からなり、タイトル(Wave Length)の由来と考えられる。(ほかにラストの写真の「波」とズームが進む部屋の「長さ」を掛けてもいる)。<中略>時間の体験、ズームを見ることは、いずれもそれ自体の官能性をたたえているのだ。そしてそれは完全にメカニックな動きではなく手動の反機械的ガタつきのなかで実現される。(マイケル・スノウ、「月刊イメージフォーラム」 1989年2月号より抜粋)

ロスト・ロスト・ロスト●「私がこの6巻のフィルムに関わった時代は、新しい土地に定着して新たな思い出を作るための、緊張にみちた努力と絶望の時期でした。こうした悲痛さに溢れたフィルムで、人が亡命で体験した感情や、当時の私が身をもって知った気持ちを私は表現したかったのです」 こうした自分自身の歴史への透徹した眼差しは、ドキュメンタリストとしての情熱がすでに早くからジョナス・メカスにおいて身についていたことで初めて可能になったのである。人々の日記が1ページ1ページ綴られていったように、彼は映像という無言の証言をもってフィルム1本1本を満たしていった。思い出が今や映像の扉を開くわけであるが、だがしかし思い出は映像とともに初めて動き出すのである。(ヴォルフラム・シュッテ、村山匡一郎訳/「フランクフルター・ルンドシャウ」誌1976/7/2)

石の詩●対象が<石>、しかもそれを<写真>で表現するという、ドキュメンタリーにとって前代未聞の枷は、たいがいの映画監督なら、まずムリとあきらめてしまうところだ。が、この作家は、動きのないものに動きを与えるアニメーションの方法をもって、どんなに激しく動く対象に迫った映画よりも、はるかに鋭い<動き>の感覚を作りだしたのである。動きを凍結された<写真>は、緩急自在に動くカメラの抑揚と、ほとんど軋みにまで分解されたサウンドによって、見るものを、息詰まるような緊張の中に誘いこむ。映画に対するこの作家の、怜悧な計算とコントロールがここに見事に結実している。(「松本俊夫の映画の果てしない彼方へ」かわなかのぶひろ '75松本俊夫映像回顧展カタログより)

GOOD-BYE●朝鮮半島に以前から関心のあった僕は、血から地へと辿る映画を創ろうと、学生時代から続けていたスクラップ・ブックを整理してみた。
併し、当時は新しい内容と同時に、新しい表現方法が厳しく要求される時代であったから、構想はなかなかまとまらず、ベッドと机の間をただただ往き来するだけで一向に進まない。そんなある日、一枚の古地図と巡り合うことができた。メルカトルの地図である。そこに描かれた「Corea」は、南北に細長く伸びた大きな島で、半島ではなかった。
この不思議な地図を眺めているうちに、いつしか静電気が纏わりつきだし、部屋はついに真っ青に染まった。頭に手をやると毛髪がパチンパチンと音を立て、辺りに青白い炎を飛ばしている。これでいよいよ禿げるぞという不安が、一瞬脳裏をよぎってゆく。
それからどれほどの時間が流れたのか、我に返った時、そこに四十枚ばかりのプロットができ上がっていた。(金井勝、「微笑う銀河系」れんが書房新社刊より) 

15日間●1979年11月19日から12月3日までの15日間、自宅の片隅に固定したカメラの前で「私」は日々の生活や映画について語る。作者が苦痛を伴いつつ毎晩行うこの記録の儀式は、カメラ=他者という視線を「意識」しすぎて(作者のメディア意識そのものの反映)カメラの前に座る私の身体を硬直させ思考をもつれさせる。そうした有り様を密室を覗くように見ている我々観客の不自然さ、居心地悪さもまた異様である。
フィルムという鏡像をとおして自画像を描いてきた鈴木志郎康のスタイルは、ここにきてカメラの前に直接自分が立ってしゃべり始めるという短絡に行き着く。カメラの前で最初は背を向けるようにして語っていた「私」は次第にカメラを直視するようになっていく。(「私という名のカメラ・オブスクラ」西嶋憲生、「生まれつつある映像」文彩社刊より)

HEAVEN-6-BOX●『HEAVEN-6-BOX』の映像は、論理では決して解析できない霊性に満ち溢れている。大木裕之は言霊ともいうべき言葉のダブルミーニングの不思議な力を駆使し、巫女のように神秘的な映像を紡ぎあげた。観るものが、映像の力によって作者とひとつに結ばれることによってHEAVENの世界へとたゆたうこと。それが、この作品の最大の魅力と言える。(「HEAVEN-6-BOX」  カタログより)

毛髪歌劇● これが、インディーズ・フィルムだ!! これは、強烈な女を強烈に追いかける愛の物語。裏ポルノじゃないよ。歌の抑揚が物語を動かして、ドラマティックに展開するロマン主義の映画。手持ちカメラは手の延長、眼の延長、耳の延長だ。映画そのものに疑いをかけ、映画を破壊するアナーキストの 映画なのだ! フィルムに直接毛髪などを貼り付けているが、これはお客様への一種のサービスであって、他意はありません。(帯谷有理、「ヴェリズモからアシッドへ」1998上映会チラシより)

私小説●このショットの後にどのショットをつなぐのかということに、いつも悩んでしまう。描くイメージははっきりしているのに、それを叙述する文体がいまだ掴めない。物語という叙述方法を採り入れれば解消するだろうが、それによって映像の言葉が脆弱になることには耐えられそうにない。そんな思いを絶えず抱きながら1987年から1992年にかけて手がけてきた『私小説1-6』がこの作品のベースとなっている。作品で描こうとしていることをあえて言葉にするならば、"記憶の軌跡"である。しかし具体物を撮るカメラでこれを描くのはとても難しい。(かわなかのぶひろ、「イメージフォーラム・フェスティバル1996」カタログより)


9/7
カメラを持った男    ジガ・ヴェルトフ/16ミリ版/69分/1929
波長    マイケル・スノウ/16ミリ/45分/1966-67
ロスト・ロスト・ロスト  ジョナス・メカス/16ミリ/176分/1975(撮影1949-1963)
1:00  カメラ    2:30  波長 3:30 ロスト

9/14
西陣    松本俊夫/16ミリ/30分/1961
石の詩    松本俊夫/16ミリ/30分/1963
GOOD-BYE    金井勝/16ミリ/52分/1971
15日間    鈴木志郎康/16ミリ/90分/1980
1:00  西陣・石の詩 2:30  GOOD-BY 4:00  15日間

9/21
毛髪歌劇    帯谷有理/8ミリ/60分/1992
HEAVEN-6-BOX    大木裕之/16ミリ/60分/1995
私小説    かわなかのぶひろ/16ミリ/102分/1996
1:00  毛髪 2:30  HEAVEN 4:00  私小説

受付(各回入替制)
各回当日900円/会員600円
3回券2,000円

シアター・イメージフォーラム
渋谷区渋谷2-10-2  電話:03-5766-0116

交通:

(1)渋谷駅から徒歩5分 
   宮益坂上がり右手入る


(2)営団地下鉄表参道より徒歩7分
   青山通り渋谷方向、
        宮益坂上手前左に入る

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